G ProX『青軸クリッキー ➡ 赤軸リニア』キースイッチ│交換方法
G ProXの青軸キーの率直な感想。
音、けっこう うるさい。
その理由と対策について。
青の後悔
“確かなクリック感” という情報を読んだので、信じて選んだBULE(クリッキー)だったんだけど、これが想像通りではなかった。
キーを1つ押す。
電気的接点で1度「カチッ」と音がする。 ※これがクリッキースイッチの特徴
押し下げると最下点で「カン」と音がする。 ※キーボード底板への底付き
離すと跳ね返りまた「コンッ」と音がする。 ※キーボード天板への当たり
つまり、 クリッキーは3度音を鳴らす。
1文字キーを押下する度に「カチっカンコンッ」
10文字ならこんな感じ。
「カチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンっ」
100文字入力するとこんな感じ。
「カチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンカチカコンっ」
何が言いたいのか?
要するにキーを打つたびに音が響くのである。
クリック感があるのだから、クリックを感じたら底付き前に離せばいいんじゃない?
それは無理というもの。
長年ついた癖はそう簡単に矯正できるものではない。
クリッキーだから煩いのか、この製品が特に煩いのか・・・
合わないら使わなければいい、が結局の結論となった。
赤に交換
1 メカニカルスイッチ セット
キーボードスイッチには各メーカー3種類ある。
名称も様々だがLogiは 青(クリッキー)、赤(リニア)、茶(タクティカル)の3種類。
青がダメなら・・・赤にするか、ということで赤軸を次候補に。
1.RED(リニア)を用意する
キーボードごと買い替えちゃう案もありだが、それでは「温」の精神に反する。
なので、ここはキースイッチだけを交換。
オプションパーツとして、キースイッチだけ別売されているのでありがたい。
2.開封
中身はこんな感じ。
プラ製の取り外し工具が付属している。
3段のスポンジパレットに分かれて92個のキースイッチが収められている。
2 交換作業
1.Pro X のキーキャップを外す
スイッチを引き抜くときは工具を使う。
2.BLUE 青軸スイッチを外す
この付属工具、爪が軸スイッチをうまくつかめず滑ってしまってイライラする。
軸スイッチを交換することがこの先もあるなら、ちゃんとした専用工具を用意したい。
基盤部分を観察すると2極の接点の他に上部に小さなチップLEDがあるのが判る。
3.RED 赤軸スイッチをはめる
RED赤軸の近影。
裏側には2極の端子。
キーキャップを合わせたプロフィール。
全キーを一気に外してしまってもいいが、気分的に少しずつ進めた。
4.キーキャップをもどす
外す時は工具を使わないと引き抜けないので手間がかかるが、取り付けは指で簡単に差し込めるのでちゃちゃっと終わった。
青軸は全部外して、スポンジ製トレイに保管。
まとめ
1 RED の打ち心地
キーを押し下げた時にBLUEのようなクリック音がしない(当然)
「カチっカンコンッ」が「カンコンっ」になった。
たった1音減っただけでも2/3の消音化である。
が、まだなんかまだ耳障り感がある。
静かになったけど、、底付き音と跳ね返り音は鳴る。
ここでようやく気付いた。
この底付き音と跳ね返り音の大きさは、キースイッチのせいではない。
”G PRO-X”の本体側の要因が大きいんだと。
素材?構造?のせいで音が大きく感じるのである。
このキーボードを使う以上はもう致し方ない問題、ということかも知れない。
2 RED の二次効果
でも良かったこともある。
全体的にREDキーの押し込み感はBLUEより少しだけ軽い。
つまり軽いから、長時間キー打ってても疲れない。
ワープロ作業がメインなら疲れにくい方がイイ。
せっかくのキーボード。
指も耳も慣れていこうと思う。