【インテリア】回転│ディスプレイ “クリアケース + ターンテーブル” カスタム方法【DIY】

模型

プラ 展示ケース 回転テーブル合体│改造方法   

 

お気に入りターンテーブル、wave製の TTシリーズ

 

10cm未満のサイズと電池1本の省エネ仕様が魅力だが、ちょっとした不満もある。

 

静かな深夜には動作音が気になったり、

展示品や台座面の掃除が面倒だったり。

 

というわけで、ターンテーブルごと収納できるディスプレイケースを探してみた。

 

 

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蝶プラ コレクションケース とは

コレクションケース選び

蝶プラ工業は、日用品などのプラスチック製品の会社。

made in Japanにこだわって、食器や収納ケース、工業用などを製造している。

 

模型やフィギュアなどを飾るのに適しているのが「コレクションケース」シリーズ。

その中から、

 

  1. およそ10cmまでのターンテーブルが入る容積
  2. 平面が正方形または円筒形
  3. 台座に空間(空洞)があること

 

という3つの条件で選んだのが、カタログNo.56131の『ソフトボールケース』

 

ベースボール用では小さく、ハンドボール用では大き過ぎで、その中間のちょうど良いサイズがソフトボール用だった。

 

他社にはアクリル板の組み立てや、アクリル一体成型のボックス型もある。

 

透明度で言えばアクリルの方がキレイなのだが・・・

今回はターンテーブルの機械部分を台座の裏に内蔵させる、という目的がある。

 

そのためには台座の裏側に空間が必要になるのだが、アクリル製ケースには空間がないものばかり。

 

結果的にプラスチック製品から選ぶことになり、蝶プラ製の「コレクションケース」に行き着いた。

 

 

蝶プラ工業のカタログは ⇨ こちら

 

 

56131 ソフトボールケース

1  ソフトボールサイズ

名称は「ソフトボールケース」。

ソフトボールの直径は約97mmだそうで、それに合わせたサイズ感になっている。

 

クリアケース部分の内寸は120×120×125mmH。

台座を含む全高は142mm。

 

ベースの大きさは126×126mmある。

 

ボールを置くリングは固定されていない。

 

2  展示例

wave ターンテーブルTT-06とHot Wheels 1/64RCカーを置いてみた様子。

 

1/64ミニカーだとやや空間を持て余すほどだが・・・

 

身長が74mmのフィギュア+ベースを乗せると、ケース内に収まらない。

 

そこで、8cmくらいのフィギュアでも飾れるよう、ターンテーブルを低くして内蔵させる改造を考えてみた。

 

 

蝶プラ コレクションケース 改造

目指すイメージは、”ターンテーブル付きディスプレイケース”。

 

既製品ターンテーブルをただ置くだけでは高くなりすぎるので、テーブル面をなるべく低く設置できるようちょこっと小改造をする。

 

1  ディスプレイケース台座

台座の裏側を確認するとおよそ13.5mm。

 

この空間を利用して、ターンテーブルメカ部分を仕込む計画。

 

2  ターンテーブル選び

手持ちの模型用ターンテーブルはwave製。

簡単に取り出せて、簡単に装着できそうなのは、この2機種になる。

 

写真⇩ TT-01(左)とTT-06(右)

 

このどちらかを入れることになるので、各々メカ部分を取り出して比べてみる。

 

1.TT-01

TT-01のムーブメントメカ部分。

 

時計ムーブメントと同じく、中心のナット(真鍮色)を緩めれば外すことができる。

 

大きさは約56mm。

 

厚みは15.8mm。

 

2.TT-06

TT-06の場合は、先にターンテーブル外周の飾りリングを外しておく。

 

リングを外しておくとターンテーブル(ステージ)を引き抜く作業がしやすい。

 

裏返して、ビスをゆるめれば機械部分が外れる。

 

あるいは先に固定ビスを緩め、ムーブメントメカを持って本体ケースから強引に引き抜くことで、ターンテーブルも外してしまう…という荒業もあり。

 

機械部分の大きさは57mm。

 

厚みは17.1mm。

 

並べてみるとこんな感じ。

 

左がTT-01、右がTT-06

 

TT-06(右)はTT-01より1.3mm分厚い。

 

できれば、右↔左回転が切り替えられるTT-06を使いたいところ。

 

でも「13.5mm」に納めたいという制約があるので、薄くコンパクトな方がいい。

 

よってここは、厚みの薄いTT-01を採用した。

 

3  ケース台座の加工

1.シャフト径

ターンテーブルメカ(ムーブメント)のシャフト軸を測る。

 

2.穴あけ

台座の中心にΦ8mmの穴を開ける。

 

いきなりΦ8ドリル刃は使うとプラスチックが割れる怖れが。

 

なので、3-4段階に分けて拡げていく。

 

 

サンディングビットΦ10mmなどで穴周りの”バリ”を削り面取りしておく。

 

 

3.取り付け

ワッシャを入れてナットを締める。

 

TT-01付属のターンテーブル円板ステージを取り付けてみる。

 

4.展示テスト

1/64 Hot Wheels RCカーを乗せてみた様子。

 

ソメイティのフィギュアを乗せてみた様子。

 

飾るモノの高さ(ボリューム)によって「テーブルの位置(高さ)」が変わると、見た目の安定感に影響が出る。

 

背のある展示物の場合は、ケース内の高い位置にあと不安定な印象になるので、もう少しテーブルの位置を下げておきたい。

 

4.修正

1)ディスプレイの高さ

ターンテーブルの柱軸は、メカ部分の軸(白色アダプタ)に挿し込まれているだけなので、この柱をカットすることで、いくらかテーブル面を下げられる。

 

その方法で少しテーブルレベルを下げ、改めてソメイティを飾ってみた。

 

中心よりやや下がった位置になり、(頭上の空間が増えて)安定感がでた。

 

2)ディスプレイ台のすき間

メカ部分の工作は済んだが、まだ修正すべき部分がある。

それは台座の下のすき間。

 

台座裏側の空間スペースは13.5mm。

ターンテーブル機械の厚みは15.8mm。

 

薄い方のメカを選んだのだが、まだ2.3mmの浮きが出てしまう。

 

この隙間を「すき間テープ」で埋める。

 

台座の外周に貼ることで、すき間を埋めつつ、滑り止め対策にもなる。

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5.ミラーステージ径

ターンテーブルのステージ直径についての応用例。

 

TT-01系のステージ直径は82mm。

展示物によってもう少し面積が欲しい場合は、円形のミラー板を乗せて対応する。

 

アクリル製のミラープレートΦ100mm。

 

写真⇩ TT-03のΦ58mmターンテーブルの例

 

その上に、丸ミラー板(直径100mm×厚さ2mm)を乗せれば、ケース内寸いっぱいのステージにできる。

 

違いを比べてみる。

 

写真⇩ ターンテーブルΦ58mmの状態

 

写真⇩ その上に丸ミラー 100mmを貼り付けた様子

 

 

まとめ

良かったところ

  • ターンテーブルメカが不要の場合も着脱がカンタン
  • ターンテーブル単体と同様に単三乾電池1本で駆動
  • UVカットなので耐紫外線効果に期待
  • 台座内に収めたことでノイズ低減にも期待

 

良くないところ

  • 正方形平面ケースのサイズ展開が少ない
  • アクリル製ケースに比べると透明度が劣る
  • 土台のカラーバリエーションがない
  • ケースがやや台形なので横並べするとすき間ができる

 

まとめ感想

ほぼ希望通りに仕上がった『ターンテーブル付きショーケース』。

動く(回る)ディスプレイはやっぱり見栄えがする。

 

ケースのおかげで中に埃が入ることもほぼ無い。

複雑な造形のフィギュアでも安心して飾っておけるのは精神的にも◎なのである😊

 

 

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