MATTEL『Hot Wheels RC 1/64 Roadster』コントローラの中身│ヒミツを探る②
Hot Wheels 1/64 RC 第4弾 “TESLA Roadster” の車体を分解した前回。
過去記事は ➡ こちら。
今回は新しくなった『新コントローラ (送信機)』の内部を探ってみた。
※前バージョンと区別するため以降「コントローラ ver.2」と表記
Hot Wheels RC コントローラv2の分解
1 電池
分解の前には必ず電池を抜いておく。
2 固定ビス
ケースを固定しているビスは4ヵ所。
プラス(+)ドライバーのNo1番で外せる。
3 ケース分割
1.観察
ケースの上下の合わせ目にマイナス(-)ドライバーを差し入れて開いてみる。
やはり、このままではケースは開かない。
「やはり」というのは……前に失敗経験をしているから。
関連記事は ➡ こちら。
前バージョンもそうだったのだが、Hot Wheels 1/64 RCのコントローラは、スティックの丸い部分を外さないと、ケース蓋が開けない構造になっているのだ。
写真⇩ スティック先端の丸い”ノブ”がケースの分割を阻んでいる
2.コントロールスティックの解体
コントロールスティック軸と先丸ノブは接着剤で固着されているため、
👉 切断するしか取り除く方法が無い。
つまり壊さないと開くことができないように作られれている。
(たぶん安全対策のため)
今回も仕方なく、覚悟を決めて丸いノブ部分をバッサリと切断していく。
プラスチックを切断できるニッパーを用意。
まずは右側のステアリング操作スティック、先端の丸い部分(ノブ)をカット。
一度では削れないので、数か所に刃先を入れて小まめに千切っていく。
スティック軸は残すので傷つけないよう、先端ノブだけを切除。
残っている削りカスも取り除く。
左側のスピード操作スティックのノブも切除。
両方とも除去手術が完了。
3.ケース分割
改めて、ケース合わせ目にマイナスドライバーを挿し込んで様子を見る。
合わせ目を広げてやると、上下に分かれるように開いてくる。
上蓋側にある一部のボタンパーツが下に落ちそうなので、コントローラごとひっくり返し、裏面を上にてケース分割を進める。
そしてケースが分割できた。
Hot Wheels 1/64 RC コントローラv2の構造
1 ケース内観
左が基板の入ったケース下部、右がケース上部。
ケース上部の内側。
ケース下部の内側。
2 基板
1.固定ビス
基板の外観。
左スティックのVR-1スイッチ付近。
ねじりスプリングが付いていて、スティックの中立が保持される構造。
右スティックのVR-2スイッチ付近。
スティック下方にはトリム調整ボタンが2つ。
こちらにも中立用のねじりスプリング付き。
VR-2の上には”ブーストボタン”用のスイッチ。
アンテナの長さは約35mm。 ※前バージョンの送信機は75mm
2.基板の裏
3か所あるビスをゆるめて基板をケースから外す。
基板を持ち上げる前に、”ブーストボタン”スイッチを先に外す。
ケースに挿し込んであるスティックのスプリングに注意しながら、基板を浮かせる。
基板を外し、裏返した様子。
3.操作スティック
VR-1スイッチからスピード操作スティック部分を引き抜く。
同じくVR-2スイッチからステアリング操作スティック部分を引き抜く。
操作スティックは、左右とも同じパーツが使われている。
3 全パーツ展開
外せるパーツを全て分解したコントローラver.2の全観。
Hot Wheels 1/64 RC コントローラv2の復元
分解したコントローラv2を組み立て直す。
1 基盤
元通りに3本のビスで締め直す。
2 ケース合体
ケース上部と下部を合わせていくが、表側に並ぶボタン系のパーツが落ちたりすることがあるので、
マスキングテープなどで仮止めをしておくと作業しやすい。
ケース上下にある凹凸ハメ込み部分を確認しながら、組み合わせる。
右肩にあるブーストボタンにも注意。
3 固定ビス
ケース上下は4本のビスで固定する。
まとめ
コントローラの違い
新しいコントローラと前バージョンのコントローラを比較してみる。
1.外部の違い
左 新verコントローラ・・・110×79mm
右 前verコントローラ・・・146×108mm
2.内部の違い
基板は全く違うものになり、前verにあった「充電ケーブル」は廃止になった。
まとめ感想
おそらく今後リリースされる1/64 RCカーは、この新バージョンのコントローラになっていくと想われる。
いや、初のHot Wheels 1/64 RC発売から1年で刷新されたので、もしかしたらまた新たなシステムになるのかも?
1/64 RCシリーズもいろいろ楽しみである。