初めてのエアーブラシ『レギューレータ 』開封│レビュー
ステイホーム=家の中でできるコトを探りつつ始めた DIY工作室。
知識も技術も初心者で、工作室らしい道具さえ持っていない初心者環境。
少しずつ1つずつ道具や工具を揃えながら紹介。
第四回は、エアーブラシシステムの周辺機器『エアーレギュレータ』。
「空気圧調節弁」「減圧弁」とも呼ばれるシステムの中枢パーツで、TAMIYAスプレーワーク・セットにも付属している。
ただ試運転で弄ってみた感じ、ちょっと不満があった。
その理由と交換パーツ(代替品)選びについて。
エアーホース と エアーレギュレータ
1 エアーホース
TAMIYA パワーコンプレッサーには付属品として『カール・エアーホース』が同梱されている。
エアーホースに関しては「中を通る空気の水分や汚れがわかる様に透明のがいい」とどこかで読んだ記憶がある。
しかし付属品のホースは真っ黒で不透明。
何かいい互換品はないかな、と探してみたら透明ブルーなホースを見つけた。
それがwave製の HGスパイラルエアホース HT-066 。
カールした部分が約30cm弱、両端にストレート部分が約10cm、全長は約50cm。
(伸ばすと3倍の約150cmになる)
ホースの外径は約 6.0mm。
肉厚は 1.0mmとのことなので、内径は約 4.0mmということになる。
ハンドピースにエアーホースを直付けした様子。
TAMIYA社のイメージカラーは確かブルーだったはず。
この様な周辺パーツにもタミヤブルーの製品があれば良いのにと思う。
2 エアーレギュレータ
1.レギュレーター(付属品)
パワーコンプレッサーのセットにはエアーレギュレーターも同梱されている。
おそらくコンプレッサー本体と同じ SPAMAX製。
付属品をそのまま使うのが普通かも知れない。
ただ個人的にはどうもこれがしっくりこない。
理由はいろいろあるが、まずゲージの文字が細くて読みにくく感じる。
圧力調整のハンドル(黒いツマミ)も小さめ。
そしてその質感。
何というか、全体的なデザインや見栄えがいかにも「オマケで付けときました」的なコストダウン感がにじみ出ている。
TAMIYAブランドのフラッグシップがこれではちょっと残念。
2.旧タミヤの付属レギュレーター
かつてTAMIYAエアーブラシシステム付属のレギュレーターは日本製だった。
下の写真はタミヤSW-653コンプレッサー・セットに付属していた AWR-4 という品番のレギュレーター。
圧力ゲージに記された名で判る通りSMC製。
SMCはエアバルブ、エアゲージなど空気圧機器関連で有名な日本企業である。
圧力ゲージも本体もしっかりとした造りである。
控えめだがしっかりと表示されている「MADE in JAPAN」の文字。
この圧力ゲージは、SW-653の仕様「最高圧力:約0.3MPa、最大連続使用圧力:約0.2MPa」にあわせて 0.4Mpa(max)になっている。
SMCのゲージは数字がハッキリしていてとても見やすい。
ハンドルはSPAMAX製よりも約6mm太いので、微調整する時もラク。
3.台湾 vs 日本
台湾製と日本製を並べて比較してみる。
左が付属品の台湾レギュレーター、右がSMCのAWR-4。
全体的に、二回りくらい大きさが違う。
水抜きフィルターの部分について。
AWR-4(右)のフィルター部分は、中を確認できる透明プラスチックで出来ている。
SPAMAXレギュレータ(左)にはフィルターにプラス金属製ガードがついている。
透明フィルターが剥き出しになっているのは実はウィークポイントで、何かをぶつけてしまうと破損する恐れがある。
この点、SPAMAX製は金属ガードを備えているので評価できる。
4.結論
別に付属品が悪いわけではない。
でも見比べてしまうとどうしても見劣りしまう質感や操作感。
大きくはなるが、レギュレータはSMC製の方が良いので交換することにする。
3 ハンドピースのスタンド
1.SW-653(AWR-4) + スタンド
AWR-4用の別売スタンドを用意。
この台座にAWR-4を取り付ける。
付属している2本掛けスタンドをとりあえず取り付けてみた。
従来からあるシンプルなスタンドである。
2.パワーコンプレッサー 付属スタンド
パワーコンプレッサーにはハンガースイッチ式のスタンドが付属している。
この便利そうなスイッチは是非使ってみたい。
AWR-4のスタンド部分と、このハンガースイッチをどう組み合わせるかを検討。
AWR-4スタンドの台座だけを利用し、何かネジを考えて、ハンガースイッチのホルダーを固定できれば・・・
上がブラケット金具の穴。
下がハンガースイッチの台座プレートとネジ。
ネジの径を測ってみると、ハンガースイッチ側のネジは 6mm径。
SMCレギュレーター側のスタンド取り付けネジも 6mm径。
同じ径・・・
これはいけるかも?
付いた!
案外あっさりと組み合わせることができた\(^o^)/
まとめ
使い勝手も見た目も、レギュレータをSMC製にしたのは正解だった。
なんというか、安心感がある。
1つ気になったことは圧力ゲージのこと。
TAMIYAパワーコンプレッサーの最大圧力は約0.4MPa。
付属品SPAMAXの圧力計は0.7MPa仕様になっていて、少し余裕を持たせている、
対して、今回とりつけたAWR-4の圧力計は0.4MPa仕様。
コンプレッサーの最大圧力=ゲージ圧力maxでOKなのか、という心配。
いろいろ調べてみたが、エアブラシ作業の常用圧力が0.2MPaくらい。
最大圧力にしない限りは大丈夫らしい。
なので、このままの仕様で行く。
もし不具合ありそうなら、1つ上の0.7MPa仕様と交換すれば良いだけ。
もちろんSMC製で。