初めてのエアーブラシ『ジョイント バルブ フィルター』開封│レビュー
ステイホーム=家の中でできるコトを探りつつ始めた DIY工作室。
知識も技術も初心者で、工作室らしい道具さえ持っていない初心者環境。
少しずつ1つずつ道具や工具を揃えながら紹介。
第五回は、ハンドピースまわりに取り付ける『周辺オプション』。
どんなオプションがあって、どこに使うのか?
機能を調べつつ、1つずつ揃えて、実際に組み込んでみた。
ハンドピース用 オプション
まず揃えたオプション3点。
左から、
クイックジョイント(WAVE製) 、エアー調整バルブとエアーフィルター(TAMIYA製)。
1 クイックジョイント
このクイックジョイントは本当に便利。
リング(写真⇩赤い部分)をスライドさせればワンタッチでホースが外れる。
ホースをつなぐ時は、ただプラグに押し込むだけ。
ネジを何も回わさず着脱できる優れもの。
TAMIYAからも「クイックホースジョイント」という名で同等の製品がでている。
ただ着色の無いクロームメッキ。
どちらにしようか迷ったが、スライド金具に色がついていると操作確認がしやすそうだったので Waveを選択。
それに数百円ほどWaveの方がお値打ちである。 ※Amazon実売価格
1.長さと重さ
ジョイント本体の長さは約 28mm。
ジョイント・プラグの長さは約 16mm。
繋ぎ合わせると約 36mmになる。
直径は一番太い部分で約 11mm。
重さはジョイント本体が約 10g。
ジョイント・プラグが約 3g。
合わせて約 13g。
2.クイックジョイントの取り付け
トリガー式のハンドピースに取り付けてみる。
ボディ下部からのグリップ部分の長さは約 80mmある。
このグリップの下端にクイックジョイントを接続すると、グリップ長を含めて長さが約 110mmになる。
できればTAMIYAカラーである青色系で周辺オプションを揃えたい。でも無い。
何故TAMIYAはこういうパーツにこだわりを持ってくれないのかな?
2 エアー調整バルブ
こちらはTAMIYA純正の「エアー調整バルブⅡ」。
手元(エアーブラシのグリップの下)でエアー量を増減できるパーツ。
作業空気圧はレギュレーターで設定、この調整バルブで更に空気量を絞ったり戻したり微調整する。
「+⇔ −」表示のあるリングを回して調整するが、ちょっと触った印象はかなり抵抗感がある。
可動域が約180度あるが、回しきった上限と下限で調整リングが固く締まる構造なので、そこから緩めたりするときに意外に固く、リングを回すと同時に接続ジョイントのカプラーネジまで回してしまう。
これはちょっと使いにくい。
特にエアーを拭きながらササっとエアー量を調整したい、っていうのは技が要りそう。
個人的には、常用するかどうか、ちょっと迷いそうなパーツ。
1.長さと重さ
長さは約 29mm。
太さは約 11mm。
重さは約 12g。
2.連結の外観
クイックジョイントの下に並べて取り付けてみる。
グリップ長+クイックジョイント+エア調整バルブは約 135mm。
3 エアーブラシ用フィルター
TAMIYA純正の「エアーブラシ用フィルター」。
熱を持った圧縮空気が、ハンドピースに送られる経路で冷えると圧縮空気中の水分が水滴化してしまう、それを取り除く装置。
ついでに混じった埃も分離してくれる。
0.4MPa以下で使用との注意書きがあるので、ぎりぎりパワーコンプレッサーで使用可能。
1.長さと重さ
長さは約 70mm。
太さは約 22mm。
重さは約 19g。
2.連結の外観
グリップ長+クイックジョイント+エア調整バルブ+フィルターになると、なんと約 200mm。
長い・・・。
オプションの組み合わせ
なんでもかんでも全部付け=グリップ全長20cm超えというのは、機能云々の前に、手持ち作業で使うという点でNG。
オプション・パーツの組み合わせを探ってみる。
1 クイックジョイントのみ
このオプションは、是非ともつけておきたい基本の1つ。
2 クイックジョイント+エアー調整バルブ
エアー調整バルブ分、たった3cm弱が伸びただけでも結構な長さに見える。
3 クイックジョイント+エアー調整バルブ+フィルター
さらにフィルター分の7cmが追加。
機能はプラスされているのだが、作業的軽快感はマイナス。
4 クイックジョイント+エアー調整バルブ
エアー調整バルブを抜いてみた。
5 フィルターのみ
クイックジョイントもエア調整バルブも外し、フィルターだけハンドピースに直付けした様子。
たぶんこれはしない。
6 オプションを選択する
1.必要最低限
塗料の入れ替えの時、クリーニングの時、ハンドピースとエアーホースの着脱はカンタンな方がいい。
くるくるホースの「ネジを締めたり緩めたりするのはけっこう面倒そう。
スライドされせばワンタッチで外せる「クインクジョイント」だけは最優先でつけておきたい。
2.常用か否か
1)『エアーフィルター』
水分除去フィルターは、一応エアーレギュレータにも装備されている。
しかし結露はたいていレギュレータを通過した後のエアーホース通過中によく発生するらしく、レギュレーター付属だけでは安心はできない…
という理由でハンドピース直下につけるモノらしい。
理由が解ったうえで、実際に取り付けて持ってみた。
グリップタイプのハンドピース下にこれを付けるとかなり邪魔に感じる。
水滴は確かに心配だけど、いつもいつも毎回出てくるものじゃないらしい。
「水滴化」が問題になるのは、室内の空気の環境次第でもあるので、常時接待に必要なパーツでもない。
水滴が気になるなら、エアーフィルターの要らない状況下(つまり低湿度)で作業できるように環境を作った方が能率がいいと思える。
そいうわけで、せっかく買ってはみたがこれは外すことにする。
2)『エアー調整バルブ』
これはエアーフィルターと違って、全長3cmほどの小さなパーツである。
実際に取り付けてハンドピースを握ってみても、あまり気にならない(ちょっとは気になる)。
これを塗装の作業で常用するのかどうか、という点は今の時点で判断できない。
3.暫定的 最終形
とりあえずは、クイックジョイントとエアーホースの間に挟んでおいて、様子を見ながら使ってみることにする。
改めて重さの確認。
エアーブラシ・ハンドピース本体の重さが約 212g。
クイックジョイントとエアー調整バルブを足して、合計は約 238gとなる。
まとめ
まずパワーコンプレッサー、
次にエアーブラシ・ハンドピース、
そして今回その他の周辺機器類の選択。
これでいちおうの機材は揃ったカタチになる。