『GoPro 公式アクセサリー』LANYARD│CHESTY│CLIP レビュー
こないだ購入のGoPro HERO10。
少し触ってみると、カメラ本体だけでは少々扱い辛いことがわかる。
そこで便利そうな&必須かもしれない『周辺機器 アクセサリー』を集めてみた。
GoPro用のアクセサリーとは
1 アクセサリーの必要性
GoProカメラの本体はとても小さい。
それなのに、背面全体がタッチスクリーンだし、
前面もスクリーンがあるし、レンズもあるし、
本体を持つ時に触れられる面積はわずかしかない。
その状態でスイッチ類を操作するのはかなり大変。
というわけで、カメラ本体だけで撮影することはほとんどなく、手持ちできるグリップを取り付けたり、三脚に据えたりして撮影するのが一般的なスタイルになる。
2 公式アクセサリーを選ぶ理由
三脚やストラップなど、純正アクセサリーとGoProカメラを着脱するには”クイックリリース“というマウント方式が使われている。
カメラ下部のマウントフィンガーも、選んだアクセサリー類も、このクイックリリースマウントを基本にしているので、公式アクセサリーで統一すれば、デザインも機能性も統一されてGoodなのである。
写真⇩ クイックリリース式マウントの使い方
自分流 アクセサリー選び
1 撮影のスタイル
自分の主な予定は、トラベルシーンやタイムラプスなどあまり激しくない動画。
なので、それに便利そうなアクセサリー条件を考えてみた。
- 歩きながら撮影
- 離れた場所から撮影
- 両手をフリーにできる撮影
- 傷防止と収納
2 基本のアクセサリー
純正品、社外品あわせればかなりの品数になるアクセサリー群。
その中から、自分の撮影スタイルに合いそうな基本アクセサリー6品を選んでみた。
1⃣ LANYARD・・・シリコン製スリーブカバー
2⃣ CHESTY・・・ハーネス式チェストマウント
3⃣ MAGNETIC SWIVEL CLIP ・・・マグネット付きクリップ式ベース
4⃣ SHORTY・・・三脚にもなる手持ちグリップ
5⃣ 3-WAY 2.0・・・手持ち、三脚、自撮り棒の3役スティック
6⃣ CASEY・・・セミハード収納ケース
GoPro 公式アクセサリー6選 (前編)
今回は前編として6選の中から[1][2][3]をチェックする。
1⃣ LANYARD
LANYARDは、カメラ筐体を傷や汚れから守るシリコンゴム製カバーである。
1.パッケージ
外装と開封。
2.外観
スリーブ正面。
淡いグレーの「GoPro」ロゴが純正の証。
スリーブ背面。
スリーブ上面。
シャッターボタン横にはマイク穴が開いている。
スリーブの右側。
ストラップホールがある。
左側。
モードボタン(電源ON/OFF兼用)の下にはドレインホール。
底面。
折りたたみフィンガータブの長穴がある。
3.使い方
装着はカンタン。
引っ張る様に伸ばしながらHERO10カメラに被せるだけ。
LANYARDを装着した様子。
当然のことながら、ピッタリフィット。
4.重さと厚み
重量は18.3.g。
厚みは2.0mm。
5.ネックストラップ
同梱品としてネックストラップが付いている。
色は淡いグレー色、先端には「GoPro」のロゴ入り。
首の後ろで着脱できるタイプ。
長さはおよそ45cm。
重さは12.3g。
2⃣ CHESTY
CHESTYは、HERO10をカラダ(胸)に装着するためのベルト式マウントになる。
1.パッケージ
外装と開封。
2.外観
チェストハーネスと、クイックリリースのバックル&サムスクリュー(ボルト)がセットになっている。
胸ベルトと肩サスペンダーは一体に縫製されているのでバラバラには出来ない。
胸パッド裏にはクッションがある。
3.使い方 (バックル)
バックル部分はプラスチック製、サイドプッシュ・リリース式になっている。
①両側から押し込んで、
②バックルを外す。
4.使い方 (クイックリリースマウント)
CHESTYもクイックリリース対応になっている。
👉メモ
CHESTYのクイックリリース用バックルは、通常よりもボルト位置が高いデザイン。
写真⇩ 左側がCHESTYのバックル、右側がノーマルのバックル
ノーマルの場合、HERO10の角度の限界はこのくらい。
CHESTY用の場合、ほぼ水平の0度セッティングができる。
1)ノーマルスタイル
クイックリリース・バックルを通常の向きで装着。
HERO10をCHESTYの下側から装着する。
HERO10を正面に起こせば、CHESTYのほぼ中央に位置する標準的な使い方。
HERO10とCHESTYはほぼ平行になる。
2)リバーススタイル
クイックリリース・バックルを逆向きに装着。
向きが逆なので、HERO10をCHESTYの上側から装着する。
CHESTY中央より、やや高い位置にマウントする使い方。
このスタイルの利点は、
カメラを0度よりも3-4度ほど上向きにもセットできることと、
バックスクリーンを確認しやすいこと、である。
5.サイズ
胸パッド部分の大きさは (約)横140mm×縦120mm。
重さは約140g。
3⃣ MAGNETIC SWIVEL CLIP
SWIVEL CLIPは、挟んで使うクリップ式のマウント。
Magneticの名が入っている通り、ベース裏面が磁石になっている。
1.パッケージ
外装と開封。
2.外観
スイベルクリップマウント、クイックリリース・バックル、サムスクリュー(ボルト)のセット。
スイベル部分を360度回転させられる。
クリップを横から見た様子。
内面はゴム貼りで滑り止めの突起が並ぶ。
裏面はゴム製のマグネットシートになっている。
3.使い方
HERO10にクイックリリース・バックル+サムスクリューをセット。
そしてスイベルマウントにバックルを挿し込むだけ。
1)回転
スイベルジョイントによって360度の任意の位置に回せる。
回転はフリクション(抵抗)フィットで、それを固定するネジなどはない。
回わせるのは良いが、クリップ側にすぐ傷がついてしまうのが気になるところ。
2)クリップ
このマウントの主徴。
ヘルメットのバイザーやディパックのハーネスなど板状のモノに挟める。
クリップ部の最大開度は25mmほどだが、、
実際に固定できる対象物(板厚)は5mmほどだと思った方がいい。
それより分厚いモノはマントが外れる可能性大。
3)マグネット
金属製のモノに吸着させられる。
ベース裏面は、わずかに湾曲したデザイン。
クルマのルーフなどの曲面に貼りつける想定らしいのだが、あまり磁力が強くないので走行中はやめておいた方が良いかも。
落ちたら壊れるし、なにより周囲に危険。
4.サイズ
クリップマウントの大きさは(約)83mm×36mm。
クリップを閉じた状態の厚みは28.4mm。
重さは約88g。
クイックリリース・バックルとサムスクリュー(ボルト)込みでは約120g。
0⃣ 番外 Bkackbeetle スリーブ
こちらBlackbeetleというメーカーのシリコン製カバー。
純正品と比較するため用意したもの。
1,パッケージ
保護カバーの他に同じシリコン製のレンズキャップ、ハンドスラップ、バッテリー/ケーブルドアなどが付属しているパック商品。
うれしい付属品の1つ、バッテリー/ケーブルドア。
USB Type-Cケーブルだけを抜き差しできるように、小さな窓がついている。
つまりサイドドアを締めたまま本体への充電や、外部モバイルバッテリからの給電ができる優れもの。
ただし隙間があり、防水性はなくなるので注意。
2.純正スリーブ vs 社外品カバー
GoPro純正品と比較してみる。
いずれも、左がGoPro純正スリーブ、右がBlackbeetleカバー。
※以下同様
1)外観
まずは正面。
純正品にはGoProロゴマークやスイッチ類マークのプリントがある。
シリコンの色合いや質感(柔らかさ)はほぼ同じである。
Blackbeetleには、付属のバッテリー/ケーブルドアに対応した開口部がある。
底面はほぼ同じ。
2)素材
見た目にはほぼ同じのシリコンゴム製。
純正スリーブの厚さが2.0mmなのに対して、こちらは1.8mm。
重さはレンズカバー込みで25g。
3)レンズカバー
GoPro純正のスリーブには”レンズカバー”が付いていない。
この点、Blackbeetleは優秀。
そこで、レンズカバーのみをBlackbeetleから転用してみた。
シリコンの厚みに違いがあるため(純正スリーブの方が厚い)、やや窮屈な装着感にはなるが装着できなくはない。
「アクセサリーは純正に限る」「GoProロゴが大事」といった向きには当然、GoPro公式の純正アクセサリーになる。
ただBlackbeetle製カバーにもいいところがある。
①レンズカバーが付属
②フタ付きバッテリーサイドドアが付属
またロゴが一切ないまっ黒カバーゆえに、
③ GoProだと気づかれずにコッソリ撮影可 というサブ効果も。
サードパーティも使いようである。
👉注意 1つ注意することも
GoProは熱に弱い。 とにかく弱い。
連続撮影など、バッテリー残量があっても保護回路でシャットダウンしてしまう。
スリーブカバーを着けるのは、
- バッテリーがダウンするほどの寒い環境だったり
- 万一落としたらヤバい地面だったり
限られた環境下のみの方が良いかも知れない。
次は後編。
『GoPro HERO10』アクセサリー│オプション Part2』
[4][5][6]を紹介。