『USB PD 急速充電器 PA-D3』USBテスター│実測 レビュー
個人的1位だった AUKEY PA-D3で XPERIA 5 を充電してみた。
XPERIA標準搭載の『いたわり充電』はON。
電池は空っぽにして、スマホの電源はOFF。
アプリによる計測は行わず、監視によるデータを記録する方法にした。
充電速度の実験
実験の環境
- 被験機 SONY XPERIA 5
- 充電器 AUKEY PA-D3
- ケーブル Amazonベーシック USB Type-C 2.0 (1.8m) 5V / 3A
- 測定器 RUIDANG Type-C マルチメータ TC66
- 測定日 202x年05月01日
- 室内気温 26.5℃
結果まとめ
電池を空っぽ0%。
スマートフォンの電源はオフ。
アナログ的な記述方法で充電経過を記録した。
% | 経過時間 (分秒) | 区間時間 (分秒) | 平均電流 (A) |
00-05 | 2‘39“ | 2’39” | 2.46-2.42A |
05-10 | 5’55” | 3’16” | ↑ |
10-15 | 9’14” | 3’19” | ↑ |
15-20 | 12’35” | 3’21” | ↑ |
20-25 | 16’11” | 3’36” | ↑ |
25-30 | 19’17” | 3’06” | ↑ |
30-35 | 22’42” | 3’25” | ↑ |
35-40 | 26‘07“ | 3’25” | ↑ |
40-45 | 29’34” | 3’27” | ↑ |
45-50 | 33’01” | 3’27” | ↑ |
50-55 | 36’56” | 3’55” | ↑ |
55-60 | 40’49” | 3’53” | ↑ |
60-65 | 44’47” | 3’58” | ↑ |
65-70 | 48’49” | 4’02” | ↑ |
70-75 | 54’03” | 5’14” | 1.54-1.52A |
75-80 | 1°00’33” | 6’30” | 1.1-1.0A |
80-85 | 1°07’32” | 6’59” | 0.9A |
85-90 | 1°18’28” | 10’56” | 0.9-0.7 |
90-95 | 1°29’37” | 11’09” | 0.7~0.5A |
95-100 | 1°49’43” | 20’06” | 0.4A |
測定結果について
XPERIA 5 内蔵の充電池容量は 3000mAh。
残量ゼロから50%までにかかった時間は33分。
80%までなら1時間ちょうど。
100%満充電までにかかった時間は 1時間49分43秒という結果だった。
電流値を見ると、電池量 0%から70%までは2.4A台で、70%あたりから1.5A台になり、80%あたりでは約1.0Aに。
その後85%あたりからは徐々に電流値 (A) は下がり、90%から100%満充電までは『いたわり充電』の制御が効いて、約30分強かかっている。
0~75%までの瞬間的な最大値は、およそ5.5V×2.5A くらいだった。
PA-D3に限らず、急速充電器は電池残量に応じてステップ式に電流値を可変し下げていく機能を搭載している。
なので、3A対応のType-Cケーブルを使っても単純に 3000mAh÷3A=1時間で満充電になる、というわけではないみたい。
またスマホ機器側が18W上限になっているので、60Wとか45Wなどの充電器を使っても、60W、45Wの充電はできない。
約 1時間50分は期待より時間かかった気もするが、以前の2.0A上限の「旧」速充電器よりは高速になってはいる。
でも、理論値的にはUSB-PDはその10倍と一桁上回るのだから、もっと速い充電を期待したいところ。
スマホ(受け側)の対応が追い付いていないのが残念である。