『USB PD急速充電器 PA-D3』Ampereアプリ│実測 レビュー
前回は完電源をオフにして電池残量ゼロからの目視測定をした PA-D3充電器。
今回は「RP-PC133」実測テストと同様に充電状態を監視するアプリ「Ampere」を使用し、同条件にして再テスト。
電池残量は1%から。
充電速度の実験
- 被験機 SONY XPERIA 5
- 充電器 AUKEY PA-D3
- ケーブル Amazonベーシック USB Type-C 2.0 (1.8m) 5V / 3A
- 測定器 アプリ「Ampere」ⒸBraintrapp
- 測定日 202x年05月14日
- 室内気温 24 ℃
充電前のチェック
マルチメータ TC66で最初の電圧のチェック。
スタート時間は 01:20。
充電開始
PD充電器 PA-D3 を直接 Xperia 5に接続。
ケーブルはいつもの Amazonベーシック USB Type-C。
USB Type-Cを差し込むと、即座に2920mAで充電がスタート。
電池残量70%までは 2420mAから2960mAあたりを推移。
電池残量が70%を超えると1500mA以下まで下降して維持。
電池残量85%までは 1480-1490mA、85%を超えると900mA以下に。
そのまま95%までは 880-890mAあたりを維持。
電池残量94%から徐々に下降。
電池残量94%を超えると800mA。
電池残量95%では780mA~720mAに。
電池残量 96%時では700mA ➡ 97%では590mA ➡ 98%では520mA ➡
99%では440mA~350mAとゆっくり降下。
満充電時の瞬間は 310mA。
直後には290mAに。
満充電後は250mAを維持。
他機種と同じように、充電が止まるわけでは無くわずかに流れたままになる。
測定結果
充電開始は 01:20、充電終了は03:04。
1%から100%までの充電時間は 1時間44分という結果だった。
まとめ
スマホ・アプリのグラフを見ても、Aukey PA-D3とRAVPower RP-PC133は似たような曲線を描いている。
電池残量70%まではMax状態で充電し、70%と85%あたりを境に充電電流が抑えられていることが判る。
充電の電流値が2900mA台なのはType-Cケーブルが3アンペアmaxのため。
カタログスペック値が同レベルの受電器を同条件で比べれば、メーカーによる差はほとんどない。
つまり性能自体の差は団栗の背比べなので、あとは見た目の好み(本体カラー、デザイン、インジケータの位置や色)と使いやすさ(重さ、プラグ脚部の折りたたみ機能など)で選べばOK 。
これからは「GaN (窒化ガリウム)」がスタンダードになってゆくはず。
「GaN採用」の製品を選べば間違いなさそうである。