パネル式『 Garage fantoni デスクまわり』オプション│レビュー
導入したfantoniデスクの周りを揃えていく第一弾。
雰囲気を整える「デスクまわりオプション」。
気に入っているデスクなのだが、ちょっと手を加えたい部分もある。
例えばカラー。
ほんとはブラックを選びたかったのだが、Garage版fantoniには選択肢がなかった。
写真⇩ fantoni本国にはいろいろあるらしい

©fantoni

©fantoni
そこで天板だけでもデスクマットを敷き、雰囲気を変えてみる計画。
他には天板裏にある不要な穴の始末。
数が多くカッコ悪いのでデコステッカー(傷隠しシール)で対処することにした。
デスクまわり美化計画
1 デスクマット
条件は3つ
- 艶消しブラック系
- 柔らかめ2mm厚以下
- 防水素材
規格サイズの既製品は数々あるが、細かな希望はオーダーするしかない。
こちらの商品は「0.1cm単位でオーダー可能」ということなので選んでみた。

©Amazon
1.サイズ
ミリ単位でオーダーできるなら、天板の大きさを正確に測っておきたい。
実測すると横幅は1800mm、奥行きは800mm、カタログ表記通り正確だった。
デスクマットのサイズについては、天板の大きさより2mm小さくすることにした。
天板の角が面取り加工されているので、これより一回り小さめく控えるため。
よってデスクマットは 「1798mm×798mm」で注文。
2.オーダー
デスクマットの注文方法には次のように書いてある。

©Amazon
Amazonで購入した当時のやりとり。
①商品ページで色を選び「単価(2~300円位)」で購入する
②注文2時間以内にアカウントサービス内「出品者に連絡」をする
③注文内容についての変更要求メッセージで希望サイズを伝える
④しばらくして販売者よりその見積額が送られてくる
⑤追加額分をAmazon経由で支払う
⑥後日(1週間以内?)オーダー品が送られてくる
3.開封
商品は簡易なビニル梱包。
いかにも中華製なこの商品。
Amazonからの発送ではないのでちょっと心配したが、送り元は東京都江戸川区だった。
プチプチの包装の中にロール状になっている。
柔らかい素材で巻き癖もほとんどない。
表面の素材観はこんな感じ、PUレザーとのことである。
サイズを測ってみる。
長辺方向・・・1804mm。
短辺方向・・・802mm??
なんかおかしい。
「2ミリメートル以内の誤差が生じる可能性がある」と説明されていたはずなので、誤差が出ても1800mm×800mm以下でなければならない。
なのに大幅に6mmも大きい。
厚さを測ってみると、これまた1.13mmと薄い。
説明欄には「厚さは約2mm」とあるが、1.13mmは「約」の範囲なのか?
さらには、オーダー時に「角を丸くする加工も無料でできる」とあったのでお願いしたのだが、届いた商品は写真のとおり角が丸くない。
4.問題の対処
いろいろ違い過ぎるのでAmazon経由で販売者に連絡。
連絡は割と早く返ってきた。
①「誤差2mm以内」を超えていること「角丸加工」されていないことを連絡
②その日のうちに連絡あり2つ提案される(下記)
③「無料でオーダー品を再発送」or 「届いた商品そのままで一部返金」
再発送はお断わりし、一部返金の対応にしてもらうことにした。
再発送をやめた理由は以下の通り。
1⃣長方形なら角は90度のはずが、届いた商品の角は90度になっていない
2⃣直線であるべき長辺がハサミで切ったように畝っている ~
など商品の精度に疑問がありすぎるため。
専用の裁断機などでキレイにカット加工をしているだろうと思ったら、まるで手作業のハサミ切りのような仕上がり具合。
長方形でもなけれな平行四辺形でもない、精度がかなり悪いのである。
再発送されたとしても、この精度でしか届かないわけで結局は手直しが必要となる。
写真⇩ 折り重ねてみるとすぐ判る直角ズレ
5.DIY修正
他の製品を買いなおすのも勿体ないので、結局、自分で修正することにした。
手順は、
①直線になっていない長辺の1つをまず直線にする
②この1辺を基準にして両側の短辺を90度にする
③3辺を確かめながらもう片方の長辺を平行になるように切る
書けば簡単だが、1800mの直線を出すため長尺の定規を借りてきたり、まぁ苦労した。
6.角丸加工
次にマットの角を丸くする加工をする。
穴あけパンチのように使うサンスター文具『コーナーカッターかどまるPRO』を用意。
丸み具合(R)を 3mm/5mm/8mm と3サイズ作れる。
丸みRを5mmに決めて、デスクマットを差し込む。
・・・が、奥まで入りきらない。
説明欄には「普通紙(64g/㎡)と書かれているのだが、上にある透明のカバー状のプラチックのせいで奥まで差し込めないのだ。
上部カバーを取ってしまってパンチする荒業もあるようだが、もう1つ普通の『かどまる』(=PROじゃない方)もあるのでチェンジ。
こちらも対応は「普通紙(64g/㎡)まで」と書かれているが、
上部にカバーが無く間口が大きく作られているので素材を押し込めやすい。
厚さ1mm強のデスクマットもすんなり。
ちゃんと差し込めて、カットできた。
一度でキレイにならなかったので二度カット。
こんな感じで仕上がった。
天板の全面に敷き詰めた様子。
“かどまる PRO” がバージョンUPした“かどまるPRO NEO”という製品もあるが、手持ちがないので未テスト。
「切れる厚み2倍」とのことで価格も約2倍となっている。
2 プラグ&シール
1.リセスプラグ
デスクの裏にはジョイントの穴、目的が解らない穴などが多数空いている。
これらを隠すため穴塞ぎ用パーツが付属している。
中身は四角いカバー×9個と丸いプラグ×8個。
□四角い方はロックレバーの□穴を隠すためのもの。
〇丸い方はロックジョイントピンを差し込む〇穴を隠すためのもの。
デスク裏にある穴の種類は大別して3つ。
①天板裏にある丸穴(写真⇧では4つ)は用途不明だがメスネジが切られている。
②脚パネル左上にある四角穴(1つ)はロックジョイントのレバー。
③脚パネル右にある丸穴は(たぶんOP用)ジョイントピンが差し込まれる穴。
これらの穴を順に塞いでいく。
付属品の□リセスカバー(灰色)は ➡ ②のジョイントレバー部に、
付属品の〇リセスプラグ(灰色)は ➡ ③のジョイントピン穴に使う。
まず③のジョイントピン穴にプラグする。
次にジョイントレバーロックレバー部にリセスカバーをする。
カバー裏の凸凹をとうまく合わせないとはまらない。
裏の形を確認。
四角いカバーと丸いキャップを取り付けた様子。
まだ天板の裏側に六角ネジ?の穴が開いたままなので、これを処理する。
この穴をふさぐリセスプラグ等は付属していない。
ちなみにジョイントピン穴用の丸プラグをはめてみたが、、、浮いてしまう。
穴径はほぼ同じなのだが、中の形が違うためプラグが入りきらないようだ。
2.木目シール
プラグが付属していないなら単純に塞いでしまおう、と考えたのがこちら。
写真⇩ ネジ穴カバーシール
木目調の丸いステッカーシールが7カラー入っている。
天板の裏の六角ネジ穴の大きさは約16mm。
カバーシールの大きさは約21mm。
厚さは0.36mm、PVC製。
7種類あればどれか似た色があるだろうと思っていたが、どれも微妙に違ってた・・・
仕方ないので一番マシに見える色で穴ふさぎ完了。
まとめ
デスクマットの感想
1.良いところ
- デスクトップの雰囲気を簡単にイメチェンできる
- フェイクなPVレザーではあるがそれなりの質感がある
- 表面はソフトでデスクの傷防止効果はありそう
2.良くないところ
- 0.1cm(=1mm)オーダー可能なのに仕上がりが×
- 柔らかい素材ゆえにマットに付く傷が目立ちそう
- マットの縁が捲れやすい
中でも加工精度の悪さは特筆もの。
確かに「0.1mm単位」で注文できてそれは偽りではなかった。
しかし許容値±2mmを超えた品が送られてきたら、オーダーした意味がない。
結局は自分でDIY手直し。
直線カット&90度カットをやりなおしたわけだが、その修正分をカットしても小さくなり過ぎることもなく、希望サイズのデスクマットが出来上がった。
注文サイズより1周り2周り大きな商品が届いたためで、大きすぎる誤差が良かったのかもしれない。
いや良くないのだが。
将来デスクを追加して並べる予定もあり、同じ素材のデスクマットで揃えたいのだが、次はどうしようかとても悩む。
素材はそのままに、加工精度が品質が改善されていればいいのだけど・・・。
デスクの保護
一番最後に、デスク表面保護のために家具ワックスをスプレーした。
一般的に使われている普通の保護&ツヤ出しタイプ。
元のデスク面が半艶消しな仕上げなので、どう変わるかちょっと気になったが、
ちょっとツヤ感が増した?くらいの変化しかなく、ツヤが出過ぎず良かった。
写真⇩ マスキングテープ右側がワックス塗布後(ほとんど変わらない)
表面はスベスベの仕上がりになって満足。
(デスクマットはズレやすくなってしまったが)