オーバーヘッド『Headphone Stand』 3選│開封│レビュー
音楽好きなら日常にかかせないヘッドホン。
用途別、場面別に使い分けてるうちにだんだん増えてしまう。
オーバーヘッドのヘッドホンはだいたい大きい。
机の上とかに置いたままというのも邪魔になる。
引き出しに入れたり整理棚におくというのも何だか不便。
使いたい時にさっと取り出し、さっと片付く方法はないものか?
そんな理想を叶えるのが『ヘッドホン・スタンド』である。
ヘッドホンスタンドのタイプ
1 スタンド・タイプ
自立する台(ベース)を置いてヘッドホンを掛ける“据え置き”タイプ。自由に置き場所を移動できるが、ある程度の台座面積を占有する。
2 ハンガー・タイプ
机や棚などにクランプ留めしてヘッドホンを掛ける“吊り下げ”タイプ。机面を占有しないが、クランプする場所が限定され細かな移動には向いていない。
ヘッドホンスタンドもヘッドホンハンガーも色々使ってきた中から、今のお気に入り、自立型のヘッドホンスタンドをいくつか紹介。
ヘッドホンスタンド 自立タイプ 3種
1 Lomicall Headphone Stand H1
アルミとプラスチック混合製のスタンド。
サドル中央部までの高さは約29cm。
ベース径は約13cm×ヘッドホンサドル長も約13cm。
色はブラックとホワイトのカラーバリエがあって、こちらはブラック。
三角柱のような小洒落たパッケージ。
ヘッドホンを掛けるサドル、支柱、ベースの3パーツに分かれて収まっている。
サドル部はプラスチック、支柱と台座はアルミ製。
台座の裏は全面が滑り止めゴムになっていて、中央部にスタンドのシルエットがさりげなくデザインされている。
(裏だから使用時は見えない)
ちなみにヘッドホンサドルは小鳥をイメージしているらしい。
支柱の両端はネジになっていて、サドルとベースに手締めするカンタン組み立て。
重さは238g。
SONY MDR-CD900ST 使用時の感じ。
見た目が細身で華奢に見えるが、自重と台座の大きさ(約13cm径)で重心が低く安定性は良い。
CD900ST は212gあるが、乱暴に扱わない限りグラつくようなことはない。
2 audio-technica AT-HPS700
アルミ一体成型のスタント。
色はラメ調メタリックなシルバー。
高さは約24cm。
ベース部の幅は約20cm×奥行12cm。
箱はシンプルな白一色にイラスト。
ヘッドホン・ケーブルを束ねる「ケーブルラップ」が付属している。
アルミ製の一枚板なので組み立てる部品は何もなし。
裏側(机面)に滑り止めゴムが最初から貼ってある。
重さは619g。
重さがあるので、箱から取り出す時にズシリと重量感を感じる。
SONY MDR-CD900ST 使用時の感じ。
どこが最初か判らないが、同じようなオームΩ型をしたヘッドホンスタンドは数社から市販されている。
そのほとんどが、プラスチックやアクリル製または木製だけど、このオーディテクニカのヘッドホンはアルミの1枚板を曲げ加工して作られている。
そのシンプルさとアルミ特有の冷たい質感がなんだかクールでカッコイイ。
並べて置くと複数のヘッドホンを掛けられる長ベンチのようにも使える。
重いのでヘッドホンの掛け外しを繰り返しても安定している。
3 ヘッドトルソー 六角ベース HD-08BR
発泡スチロール製。
色はブラックとホワイトのカラーバリエがあって、こちらはブラック。
高さは約32cm。
ベースの幅は約22cm×奥行約20cm。
特にパッケージも取説もなく、輸送ダンボールにビニル袋1枚で入っていた。
中は空洞になっている。
頭囲は約54~54cm。測る場所でちょっと違う。
重さは80g。
SONY MDR-CD900ST 使用時の感じ。
なんていうか、ヒト型なので見栄えは一番シックリくる気がする。
これに目鼻がついていたら夜チョット怖いが、無いからOK。
さすがに軽いので、丁寧にヘッドホンを掛けないと倒れてしまう。
中が空洞になっているので、たぶん何かオモリになるものを入れて安定させて使えってことなのかも知れない。
どことなくユーモラスというか、派手でもないのに個性的な存在感があって、これはこれでお気に入りだったりする。
ヘッドホンスタンド まとめ
定番中の定番は中央の audio-technicaのような据え置きタイプ。
作りがシンプルな上に安定性が良い。
意外に便利に感じたのが一番左の Lomicallタイプ。
他のタイプは基本、両手でヘッドホンの左右ハウジング部分を持って広げるようにしながら置かなければならない。
でもこれは片手でヘッドホンを持って、ただ引っ掛けるだけの手軽さ。
掛け外しの使用頻度が多いほど、この手軽さはすごく便利だった。