LEGO『APOLLO 11 LUNAR LANDER』展示方法│レビュー
ステップ1~ステップ4でようやく完成した『レゴ 月着陸船』。
そのまま飾るだけでもいいが、幾つかディスプレイ用のオプションを試してみた。
月着陸船 ディスプレイ
LEGOクリエーター月着陸船の完成サイズは、およそW208×D233×H213mm。
1 透明ディスプレイケース
凸凹が多く複雑な形状をしているのでホコリも被りやすそう。
なので、ちょうどスッポリ納まるような展示ケースを探してみた。
1.アクリル板ケース
海外製(中華系?)の組み立て式ケース。海外通販ebayで購入。
完成時の大きさは W246mm×D246mm×H255mmになる。
アクリルなので透明度がある。
厚みは約 1.85mm。
天板が1枚と側板が4枚。
底板は透明ではなく、黒色のアクリル板。
厚みは約 2.8mm。
保護フィルムが貼られているので、組み立て前に剥がさないといけないが、これが結構な手間がかかる。
組み立ては簡単。
長細いスリット穴(約1.85×30.5mm)が開けられているのでハメ込んでいく。
まず底板を置き、溝の向きを見ながら側板の4面を立てる。
最後に天板を乗せるだけ。
気を付ける点があるとすれば「いかに指紋や傷を付けずに組めるか」。
組み立ての際は白手袋などを着用した方がいいし、
その都度ほこり払いのためにエアダスター缶も使って作業すればOK。
アクリル製なので透明度は◎。
純正にあっても良いと思える展示ケース。
2.透明プラスチックケース
もう1つの候補、蝶プラ工業の『コレクションケース レギュラー24』。
底板と上部ケースのみの2分割なので、組立も無く、収納も簡単。
ただプラスチック製なので透明度がアクリルより少し劣ることと、成型時のゲート跡?が天板中央に残っているのが欠点。
大きさは、W244mm×D244mm×H261mm。
2 LED電飾
「自分で作ったLEGO作品をライトアップしたい」と思うのは世界共通のようで、名車や建築物などレゴ作品を「電飾」するLEDキットが各社から出ている。
1.ライティングキット
今回使ってみたのはLIGHTAILINGというメーカーのモノ。
電池BOX無しキット(USB電源)があったので買ってみた。
説明書は英語だが写真を見て作業するだけ。
LEDモジュールはLEGO互換ブロックにチップLEDが仕込まれていて、細いリード線でUSBコネクタにつながれている。
スイッチなどはなく、USBを挿せば点灯する単純な仕組み。
点灯する色調は3種類。
月着陸船の下部(月面側)用の電球色LEDプレートが2つ。
月着陸船の船内照明用の電球色LEDが1つ。
月着陸船の正面ハッチ用の青色LEDが3つ。
月着陸船のスラスター用の白色LEDが4つ。
とりあえず全部を仮組みしてみた。
下降段の裏側に“1×4プレート電球色LED”を2つ取り付け。
もう1つの“1×4プレート電球色LED”を上昇段キャビン内に取り付け。
3つの“1×1ラウンドペグ青色LED”を正面ハッチ下の3つ穴に取り付け。
最後に“1×1ラウンドプレート白色LED”4つを姿勢制御スラスターに1つずつ取り付け。
リード線の整理は後回しにして、とりあえずLEDパーツ組み込み完了。
点灯してみる。
2.LEDユニットの改造
実機の月着陸船には『姿勢制御スラスター』が全部で4×4=16個ついている。
16の内4つだけを“ダウンライト”の様に点灯させているのが、何となく違和感ある。
個人的な好みだが、このスラスターのLED4つは不要に思えた。
なので、コネクタを付けて回路的に分離できるように改造することにした。
3pinの丸ピンヘッダがあったので2コマを切断してコネクタに使用。
2極のオスとメスを1個ずつ用意。
はんだ付けの後に被せる被覆チューブも用意。
リード線を切断し、先端を半田ごてで溶かして芯線を出す。
リード線の芯線とヘッダピン脚にフラックスを塗って半田付け。
最後に絶縁のための被覆チューブをかぶせて出来上がり。
コネクタを挿して電源を入れ、ちゃんとLEDが点灯することを確認。
確認できたのでヘッダピンのコネクタを抜き、“ダウンライト”を外した。
改めて各リード線を整理して、これで完成。
スラスター照明が無くなり控えめな電飾になった。
※もちろん実機の月着陸船にはこの様な照明はない
まとめ
LEGOクリエーターExpertという部品数の多い大人モデルを初めて作った。
子供の頃に触ったことレゴだけど、大きなキットを作り上げたのは初めて。
苦労というほどでもないがそこそこ時間がかかるので、完成すれば達成感がある。
存在感のある出来栄えなので、キレイに飾っておきたいもの。
なので”展示ケース””展示キャビネット”は必須に思う。
そしてもう1つ。
LEGOに電飾ブロックを組み込むのも今回が初めてだったが、これが予想以上にカッコ良かった。
後から調べて判ったことだが、LEDのオン/オフや点灯/点滅などをリモコン操作できる様なキットもあるらしい。
機会あればグレードアップ版にも挑戦してみたい。