ソーラーパワー 模型飛行機『エアロプレーン』を飛ばす
組みあがったソーラープレーン模型飛行機。
天気の良い日にテスト飛行をした。
テスト飛行
発電実験
INPRO SOLAR プレーン を太陽光下に。
天気は晴れ 。
直射日光ではなくカーテン越しの柔らかい陽射しといった感じの窓辺で実験開始。
1.プロペラを回す
机の上、窓からは約30cm。カーテン越しの照度は450ルクス前後。
できればこのくらいの場所に置きたかったんだけど回らない。
模型飛行機の翼を立てるように窓に向けたらプロペラが回った。
窓からの距離は20cm、照度は約3500ルクス。
窓から離して元の台上に置いたらプロペラの回転は止まった。
商品の商品説明には「明るい室内ならよく回る」みたいに書いてあるんだけど…
2.翼のLEDを点ける
どのくらいの明るさでLEDが点灯するのか観察する。
窓際に近づけて翼を立てると左翼のLEDだけ点滅した。
プロペラは回らず。
この時の照度は約1200ルクス。
プロペラも回すには照度3000ルクスまで窓に近づけなければならなかった。
でもまだ右翼LEDがつかない。
なので、カーテンを開けてさらに明るくしたらやっと点滅し始めた。
この時の照度は約5000ルクス。
先に光り始めた赤LEDはさらに明るく点滅している。
つまり、左右で輝度の差がある。
普通に飾れば、この模型プレーンの翼は水平に近くなるはず。
わざわざ翼を立てなきゃプロペラ回らないなんて、ちょっと意味不明。
明るさを探ってやっとLED点滅しはじめても、赤と緑と明るさの差があるし。
なんだかとても中途半端な光り方をする。
LEDについて考察
なぜ同じ条件下で左右LEDの光り方に差があるの?と調べてみた。
どうやら理由があるらしい。
LED=発光ダイオードは色によって必要電圧が異なり「一般的に波長の短い光ほど点灯に高い電圧を必要とする」とのこと。
つまり赤–橙–黄–緑–青–紫 という順番に波長は短くなってゆくので、赤より波長が短い緑は電圧が若干高めに必要、ということになる。
逆に言えば、発電元(ソーラーパネル)から同じ電圧が供給されているため、赤が明るく緑が暗くなっているという理屈。
うーん、、理由はわかったんだけど、そういうことなら明るさを揃えるくらいの回路とか抵抗とかを組み込んでおいてほしかったというのが正直なところ。
まとめ
良いところ
ディスプレイモデルとして見るならなかなかの出来栄え。
アルミ削りだしの重厚感とステンレスの金属質感はカッコイイ。
飛行機好きならプロペラがゆっくり回るのを眺めているだけでも癒されたりする。
残念なところ
- EDは航空灯の演出なんだろうけど位置が微妙。もっと翼端につけてほしい。LEDも大きな3mm球じゃなくチップLEDとかが良かった。
- 普通プロペラ機は正面から見てプロペラが左回転のはずだがこのモデルは右回転する・・なんか基本的な部分が違っている。
- かなり明るい陽射がある場所じゃないとプロペラが回らない。さらにLEDも点けたいなら場所が限られてくる。つまり窓に張り付くように置ける場所を探さないと、このソーラープレーンを「太陽光で飛ばす」のは無理のよう。
- ランディングギアの車輪リムをゴムOリングで止める仕様になっているがすぐに緩んでくる。極少量の瞬間接着剤かホットボンド等で止めた用が良いかも知れない。
出来がいいのに細部の作り込みが今一歩なところ。
大雑把感がドイツ製らしいと言えば、らしい。
明かるさも工夫しないと動かないは残念だけど、“ディスプレイモデル”として十分に見栄えは良い。
買ってよかった。
追記(2020年5月22日)
Amazonで発売中のこのモデル。
2020年2月時は3,600円、4月には1,411円、5月には6,972円と変動が大きい。
また時々品切れにもなる。
購入する時はタイミングを待った方がいいかも知れない。
自分もあと幾つか購入を検討中。
数機を並べて編隊飛行をさせる計画・・・。
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