【PC】hpデスクトップ “OMEN-45L” 初めにする4つのこと │#3 ストレージドライブ編

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hpデスクトップPCOMEN Gaming 45LToDo 3/4   

 

hp Gaming デスクトップシリーズの“OMEN 45L”を導入。

 

『買ったら初めにやっておきたい4つのこと』を順次遂行中。

 

今回は3つめの『ストレージドライブ増設』について。

 

過去記事『”OMEN-45L” 初めにする4つのこと│#1 COMSバッテリー編』は ⇒ こちら

過去記事『”OMEN-45L” 初めにする4つのこと│#2 M.2 SSDヒートシンク編』は ⇒ こちら

 

 

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hp OMEN 45L 内部ストレージの場所

1  マザーボード側

OMEN 45L PCのマザーボードはhpのオリジナルで“BlizzardOC”というタイプ。

公式仕様書は ⇒ こちら

 

空きがあるのは拡張スロットに1つ、M.2ソケットも1つだけとなっている。

① PCI Express 5.0 x 16 レーン   ※グラフィックボード既

② PCI Express 3.0 x 4 レーン (空き)

③ M.2 ソケット A-Key(無線 LAN) 2230   ※無線LANカード既

④ M.2 ソケット M-Key(PCIe Gen4.0x4) 2280 (空き)

 

システムドライブのM.2もWi-FiアダプタのM.2もそれぞれ専用になってしまっているため、ストレージ用に使える空きのM.2ソケットは「4番目のM.2/M-KEY/2280 1つのみ」になる。

 

2  ストレージベイ側

左サイドパネル内には 2.5-3.5″兼用×2 と 2.5″×2 の計4基のストレージベイがある。

 

このうち2.5-3.5inch兼用ベイには元からWestern Digital製2TB/HDDが積まれていたのだが、HDDはたぶん使わないので消音&節電のため使用前に外してしまった。

 

このエリアはS-ATAのみなので今回の増設には使わない。

 

メモ✐

NVMe / M.2 SSDの転送速度は最大20Gbps
S-ATA / M.2 SSDの転送速度は最大6Gbps
※いずれも理論値

 

 

hp OMEN 45L 内部ストレージの増設

1  ストレージドライブ

マザーボード上にある空きM.2/NVMeソケットに“ストレージ用SSD”について。

 

ソケット付近には「MUST INSTALL SSD with HEATSINK」の記述があるので、ヒートシンクを用意しなければならない。

 

ヒートリンクを単体のM.2 SSDに後付けで載せる方法と、ヒートシンク一体タイプのM.2 SSDを用意する方法と2通りがある。

 

2  WD_BLACK M.2-SSD 外観

元から載っているシステムドライブがWestern DiditalのWD_BlACKシリーズなので、ストレージドライブも同じWD_BLACKで揃えたい。

 

ということでヒートシンク一体型“SN850X NVMe SSD +HEATSINK”を用意。

 

容量は4TBにした。

 

旧PCにも載せていたWD_BLACKのヒートシンク付きSSDだが、前モデルとは外観が大きく変わっている。

 

ただヒートシンク設計は同じEK Water Blocks(EKWB)社らしい。

 

写真⇩ SN850X(左)とSN750(右)

 

SN850Xの開封。

 

コンテナの壁みたいな凸凹感がクール?と言えばクール。

 

大きさは(約)長さ80mm×幅24mm×厚み10mm。

 

重さは約30g。

 

Western Digital 公式 『WD_BLACK SN850X NVMe SSD 主な特徴

 

 

2  WD_BLACK M.2-SSD 取付

WD_BLACK SN850Xには取り付け用ビスが付属していないので自分で用意する必要あり。

 

用意したのは、六角穴付きの平頭ビスM2×3mmと対応ヘキサゴンドライバー。

 

写真⇩ 六角穴付きローヘッドキャップ M2x3mm。

 

マザーボード上の作業は基本的に静電気防止手袋を着用。

 

M.2/NVMeソケットへは、マザーボードを基準にして斜め30~35度くらいの角度で挿しこむ。

 

奥まで挿しこんだらSSDを寝かせて、

 

M2x3mmネジを締めて取り付ける。

 

2mmのビスは小さくて摘まみにくい。

またマザーボード上で落としたら拾うのも大変。

 

イライラ防止ため、鉄ビスなら磁力付きのドライバを使ったり、SUSやチタン製なら落としにくい六角穴付き平ヘッドのビスを使うのも一案。

 

 

3  WD_BLACK M.2-SSD モード変更

Western Digitalからは、ディスクの情報やステータスを見ることができる“SSDダッシュボード”という無料ソフトウェアが提供されている。

 

これを使って「ゲームモードON/OFF」と「RGBコントロール」の設定をやってみた。

1.WD_SSDダッシュボードのインストール

まずはインストールから。

 

WDの製品サポートページを開く。

 

現状サービスとサポートが終了しているらしく表立ってDashboardは見つからない。

 

しかし🔍サーチ欄に「dashboard」と入力すると Software Downloadsに表示されるので、上段の「Western Digital Dashboard WD AV」からダウンロードする。

 

 

プログラム本体と取説pdf 2つのファイルがダウンロードされる。

 

Dashboard.exeをクリックしてインストール。

 

右下の「Dashboardを起動」をクリックして、

 

約20秒待つとダッシュボード初期画面となる。

 

注意!

このソフトウェアは2020~2024年10月頃サポート終了しているもよう

2025年4月時点でまだダウンロードできるが、いつ出来なくなるか分からないので注意

 

WD SSDダッシュボード公式マニュアル(pdf)は ⇒ こちら

 

2.WD_SSDダッシュボードのゲームモード

ダッシュボードで出来ることの1つが“ゲームモード”。

 

WD_BLACK SN850Xにおける“ゲームモード2.0”の特徴は、

  • ゲーム時のデータロードを予測して時間を短縮
  • 書き込みより読み出しを優先
  • 自動モードでは指定フォルダのゲーム起動で自動ON
  • SSD省電力機能を無効化することで高スループットを維持

などによって遅延を最小限に抑えて性能を引き出すというもの。※一部抜粋

 

これを試してみる。

Dashboard画面から対象のドライブを選択。

 

1)ゲームモードOFF

Dashboard右上にあるゲームモードの初期状態は「オフ」。

 

オフ状態のままCrystalDiskMarkで計測。

 

2)ゲームモードON

次にゲームモード設定を「オン」にしてみる。

 

再起動を促す表示が出るので実行。

 

再起動後ゲームモードが「オン」になっていることを確認。

 

オン状態をCrystalDiskMarkで計測。

 

ゲームモードONにすると各項目の数値が少し上昇。

大きな変化があったのは「RND4K Q32 T16」の項で約4.7倍だった。

 

しかし巷で噂されてるほどの効果はない?というのが正直な感想。

 

メモ✐

SEQ 1M(シーケンシャルアクセス/1Mバイト連続)
➡ 大きなデータを転送する条件
RND Q1(ランダムアクセス/キュー1個の命令)
➡ 最も処理が重くなる条件

 

性能も大事だが見た目も大事、ということで次の設定をしてみる。

 

3.WD_SSDダッシュボードのRGBモード

Dashboard右上の「RGBメニュー」をクリックするとSN850XのLED色を変えることができる。

 

点灯効果は、固定(点灯)・ブリージング(遅点滅)・ストロボ(速点滅)の3つ。

 

消灯も選べるが、点滅スピードを変えることはできない。

 

デフォルトではオレンジ色のブリージング(ゆっくり点滅)。

 

これを点灯固定のブルーに変えてみた。

 

なお他社のLEDライティングソフト、Razerの“Chroma RGB”やASUSの“Aura Sync”にも対応しているとのことである。

 

 

 

まとめ

良かったところ

  • 安定のWestern Digitalで1年後もエラーなく安定動作
  • ほぼブラックなOMEN PCインテリアに馴染むSN850Xデザイン
  • 簡易版ではあるがDashboard設定でRGB調節可能

 

良くなかったところ

  • 価格が高め
  • RLEDの位置と輝度が控えめでRGBパターンも少ない
  • ゲームモードONではヒートシンク付きでも高温になる

 

ゲームモードの温度

ゲームモードでの温度上昇については様子見。

 

ゲームモードを使わないOFF時、SN850Xは平常時で32℃程度~アクセス時でも40℃台。

ONにするとCrystaDiskMark計測の負荷でも80℃まで高温になった。

「SSDの省電力機能を無効化」によるものと思われる。

 

ゲームモードONにすれば(状況下によっては)速度的な効果があるのだが、この発熱を見ると寿命的に大丈夫かなと心配にもなる。

 

ゲームでなくても日常的に効果があれば、と「オン」にしていろいろ書き込み~読み出し作業をしてみたが、通常使用では体感的な速度UPを感じるほどでもなかった。

 

ということでこのスイッチは寿命優先の「オフ」にしておくことにした。

 

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