【PC】hpデスクトップ “OMEN-45L” 10Giga LANケーブル編 part 2

PC

 hpデスクトップPCOMEN Gaming 45L LANケーブルCat.6A vs Cat.7   

 

hp Gaming デスクトップシリーズの“OMEN 45L”を導入。

 

有線LANケーブルのカテゴリー『Cat.6A と Cat.7』ついて。

 

ELECOMのLANケーブルCat.6A(ECLD-GPAM wh01)を使用中。

同じ編組みメッシュLANケーブルにCat.7(ECLD-TWSM)もあるので比べてみた。

 

 

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ELECOM Cat.6A & Cat.7

1  特徴の比較

1.ELECOM Cat.6A(ECLD-GPAM WH01)

©ELECOM

  • 10ギガビットイーサネット「10GBASE-T」に準拠したCat6A準拠LANケーブルのメッシュタイプです。
  • Cat6の2倍である500MHzまでの高周波帯域まで対応、ノイズ干渉にも強く、高速で安定したネットワーク環境を実現します。
  • 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T/1000BASE-TX/10GBASE-Tの環境で安定したデータ転送速度を確保します。
  • ツメ折れ防止プロテクターと屈曲に対する耐久性が高いコネクターを採用したダブル構造。 ※8000回の屈曲検査に合格(当社検証)
  • ツメ折れによるケーブルの脱落を防止し、長期にわたってしっかりとLANポートに固定することができます。

※ELECOM抜粋

 

2.ELECOM Cat.7(ECLD-TWSM WH01)

©ELECOM

  • 10ギガビットイーサネット「10GBASE-T」に準拠したCat7相当LANケーブルのメッシュタイプです。
  • Cat6の2倍以上である600MHzまでの高周波帯域まで対応し、ノイズ干渉にも強く、高速で安定したネットワーク環境を実現します。
  • 1000BASE-TX/1000BASE-T/100BASE-Tの環境で安定したデータ転送速度を確保します。
  • ギガビット以上の高速通信で起こりがちな、隣り合ったケーブル間でのノイズ干渉(エイリアンクロストーク)を防ぐ二重シールド構造を採用しています。
  • 遮蔽効果に優れ、EMI(電磁妨害)対策が必要とされる医療施設、機械室・OAルームでの敷設にも適しています。

※ELECOM抜粋

 

2  外観の比較

1.パッケージ

左がCat.6A(ECLD-GPAM)、右がCat.7(ECLD-TWSM)。

 

生産国を見ると、Cat.6A(左)はべトナム、Cat.7(右)は中国となっている。

 

2.コネクタ

左がCat.6A(ECLD-GPAM)、右がCat.7(ECLD-TWSM)。

 

コネクタはどちらもRJ-45“つめ折れ防止タイプ”となっているが、Cat.7(右)コネクタのハウジングにはノイズ防止らしき金属シールドがある。

 

3.ケーブル

Cat.6A(ECLD-GPAM)のイメージ。

©ELECOM

 

Cat.7(ECLD-TWSM)のイメージ。

©ELECOM

 

3  速度の比較

回線の速度を測ってみた。

ケーブルを入れ替えながら、各々数十回を計測。

 

PCは1台のみ。

時間帯は比較的空いている深夜2-4時頃の平日の平均値。

1.ELECOM Cat.6A 1m

Commufa SPEED TEST

 

FAST.com

 

 

2.ELECOM Cat.7 1m

Commufa SPEED TEST

 

FAST.com

 

 

 

 

まとめ

1  平均的な速度

Cat.6AとCat.7のケーブルを入れ替えながらの測定したが、若干ではあるが毎回Cat.6Aの方が平均的に速い結果になった。

Cat.6ACat.7
ELECOM品番ECLD-GPAMECLD-TWSM
速度  Commufa1.7/3.11.6/3.3
速度 FAST.COM2.4/2.62.3/2.0

※下り/上り 単位:Gbps

 

2  起動直後の速度

PC起動直後は一時的に回線速度が下り上りともUPする。

 

Cat.6A (ECLD-GPAM)】

 

Cat.7ECLD-TWSM)】

 

この直後だけは、逆転してCat.7の方が速くなるのである。

理由がよく解らない。

 

ただしPC起動直後のスピードUPは一時的。

速度チェックを繰り返す1分程の間にも1.5Gbps~2.0Gbpsあたりに落ち着いてくる。

そしてその後はCat.6Aの方が少しだけだが速いのである。

 

3  まとめ感想

そもそもだが、このCat.7ケーブルは各メーカー(今回はELECOM)の独自基準の製品であって、正規のCat.7仕様ではない。

正規のCat.7はモジュラーのコネクタがRJ-45ではないし、アース処理が必要なSTPというケーブルでなければならないと書かれている。

 

なのでCat.6AかCat.7どちらが速いか、というテーマも実際はちょっと違っていたわけで、正確にはcat.6A vs Cat.7っぽいモドキ品の比較をしてみたといったところか。

 

そして結論をまとめると・・・

どちらを常用ケーブルにするかの答えは「今の環境下ではCat.6A」といえる。

 

数か月の間に、何度かケーブルを入れ替えて様子を見ているのだが、測定結果はいつもECLD-GPAMのCat.6Aの方が安定的に速いのである。

 

念押しになるが、これは壁LANモジュラーとPCをつないだたった1m間だけの話。

ケーブル距離が長くなったり、電波干渉が起こる状況下など条件が変われば結果も変わってくると想われる。

 

将来もし速度が落ちるようになったら、その時はまたケーブルを再検討することにしたい。

 

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