hpデスクトップPC『システム換装&ストレージ換装 』 容量UP│手順と方法
hpのデスクトップPCを買った。
買ったらすぐ使いまくりたい気持ちを抑え「初めにやっておきたい3つのこと」を行った。
1.マザーボードの電池を交換
2.システムSSDの容量アップ
3.ストレージHDDをSSDへ換装
買ってまずしたい3つのこと
1 電池
マザーボードに使われているボタン電池について。
マザーボードにはBIOS用にボタン電池が使われているが、これがよく知らない不明メーカー製なことが多く、たぶん大丈夫なんだろうけど寿命的にちょっと不安になる。
お守り的な儀式だが、初めから安心できる日本製に交換しておく。
2 システムドライブ
Cドライブの容量について。
このPC購入時のシステムドライブの選択は256GBか512GBの2つのみだった。
Cドライブの容量について、windowsそのほか最低限のアプリ等が入れば十分という考えもあるが、必要量の数倍の余裕が無いと心配になる。
後で交換することもできるが、後になるほどデータが増え入れ替えが面倒になるのがシステムドライブ。
なので、工場出荷状態のまま余裕のあるドライブに交換した方が断然ラクである。
3 ストレージドライブ
次にデータを保存するストレージについて。
このデスクトップPCには標準搭載のHDDが付属していた。
ここを換えておきたかった。
昔のSSDは信頼性が今イチだったので保存にはHDDの方が良いという流れがあったが、今どきのSSDは数年経っても壊れない。
何TBもあるデータの移動やコピーでノロノロ時間のかかるHDDはやっぱりじれったい。
マザーボード 電池の交換
1 CR2032
マザーボードにあるBIOS保持のためのボタン電池。
電池の規格はどのマザーボードも(たぶん)共通で CR2032 と呼ばれるモノ。
これを交換する。
用意したのは安心の日本メーカー Panasonic製。
電池の交換はとても簡単、工具は不要。
ただし静電気対策として、素手で電池やマザーボードに触れることは避ける。
マザーボード上に Panasonic ロゴがあるのがなんとなくイイ。
ロゴの向きも水平にするのがポイント。見た目は大事である。
システムドライブ M.2 SSDの交換
システムが入るCドライブ M.2-SSD。これを本格運用する前に交換してしまう。
交換する理由は容量。
既製品では512GBしかない。
最低でも1TB、できれば2TBにしたいところ。
しかし現時点では2TBはまだ高価、なので予算優先で1TBを用意した。
1 M.2-SSD用 外付けケースを用意
左が新しく用意した WDの 『WDS100T3XHC 1TB』SSD。
これをCドライブとして入れ替える計画。
CドライブからOSまるごとWDS-100T3にコピーしてやらなければなければならない。
そのコピー作業のために、外付けのM.2SSD用ケースを用意した。
(写真⇧右 ORICOの外付けケースTCM2)
開封したら説明書に目を通す。
小ねじ用のドライバーも付属しているので簡単。
ORICO外付けケースに 新しいSSD(WDS100T3XHC)を装着する。
少しでも放熱性が良いようにと、新設M.2SSDはヒートシンク付きモデルにしたのだが、この外付けケースにはヒートシンク部分が当たって収まらない。
コピー作業中ケースの蓋を開けたままになるが、SSDに触れないようにすればたぶん問題はない。
2 引越しソフト EaseUS Todo Backup を用意
元SSDのCドライブには、Windowsを初めとするOSと基本プログラムが全て入っている。
これをそのまま丸ごと新設SSDの方へコピーする=クローンを作成するということになる。
この作業に絶対に必要なのが 『EaseUS Todo Backup』というバックアップソフトウェア。
有料版はかなり高性能なのだが、素人の自分には持て余す感じなのだが、ありがたいことに無料版でも十分に今回の目的(データのコピー)を担ってくれるので利用させていただく。
1.『 EaseUS Todo Backup』を起動
メニュー左にある「ディスククローン」を選択する。
上段の「ソース」とは元SSDのこと、下段の「ターゲット」とはコピー先のSSDのこと。
購入した新SSD(WDS100T3XHC)には初期化が必要。
ここはもちろん「はい」を選択。
2.データのコピー
最終確認をして作業開始。
データのコピーが始まると、ケースのインジケータLEDが青く光る。
進捗状況の画面。
問題も無く完了した。
かかった所要時間は 1時間21分 と表示されている。
3 SSDの換装作業
hpデスクトップPCのマザーボードでの作業に移る。
このPCは今ドキの2枚~挿し仕様ではないので、外付けケースも必要になるし、付け外しの手間もかかる。
ちなみにこのPCには TOSHIBA製(でもチップはSAMSUNG)がついていた。
元のM.2SSDと入れ替える。
写真⇩ 上が元のM.2 SSD、下がヒートシンク付き新しいM.2SSD(WDS100T3XHC)。
固定ビスが小さいのでちょっと手間がかかったが無事に取り付け。
ケーブルその他の接続を再確認して、PCの電源を入れ起動と動作を確認。
4 元SSDの保管
元搭載のM.2SSDはヒートシンクがないので、ORICOの外付けケースにそのまま収納できた。
初期状態のシステムドライブ『 Windows10 リカバリー』として保管しておく。
ストレージドライブ HDDからSSDへ
最後はデータ保管用ストレージドライブの交換。
既製品ではSEAGATE製HDDの ST3000DM001 3TB/7200 が備えられている。
これを Western Digital製のSSD WDS200T2B0A 2TB×2台 と入れ替える。
変換のためにORICO製の 2.5to3.5inch 変換マウンタ1125SSも用意した。
1 3.5inch to 2.5inch 変換作業
1.変換マウンタ取り付け
HDDやSSDにはサイズ規格があって、だいたいは3.5インチと2.5インチの2種類。
内蔵ディスクが違うので筐体も大きさが違って、このサイズ差を埋めるためのケースが”変換マウンタ”という商品になる。
今回も3.5インチのHDDを2.5インチSSDにするのだから、当然必要だろうと用意した。
小さい方の2.5インチSSDを、この変換マウンタに装着する。
セット自体は簡単にでき、付属のネジでSSDを固定するだけ。
左が元のHDD、右がORICOの変換マウンタに搭載したSSD。
しかし・・・ここまで作業してから気づいた。
このデスクトップPC、変換マウンタは要らない構造かも?と。
2.変換マウンタ取り外し
hpのストレージ・ベイはスロット式になっているが、そのトレイをよく民ると2.5inchドライブ用の取り付け穴が開いていた。
サイズ変換マウンタを準備しなくとも、トレイに直付で2.5インチSSDを入れられたのだ。
無駄な出費をしてしまった…😭
付けたり外したり、手間取ってしまったが無事にトレイに取り付け完了。
PCケースのドライブ・ベイに差し込む。
奥に受けコネクタが見える。
ちゃんと挿入、接続できた。
まとめ
ボタン電池の交換は、作業としては何より先に1番で行った。
工場出荷状態のままで交換しておいた方がいろいろトラブルが少ないと聞くため。
そのあとでSSD換装作業をした。
仕事で趣味で毎日10数時間は使っていているデスクトップPC。
常に視界の中にあるものなのであまり不格好では気分が乗らないしメンテも億劫になる。
どんどん進化するPCなので性能を追い続けるのは大変だが、せめて「見た目だけでもどうにかしておく」にこだわって今後も手を加えていく予定。