はんだ付け補助│1タッチ『はんだ作業台 ST-85』開封│レビュー
ステイホームでできるコトを探りつつ始めた DIY趣味工作室。
興味の趣くままに揃えた道具や工具などを紹介。
第二十八回も“はんだ作業”をサポートする補助器具『マルチクランプ』。
前回の従来型“わに口クリップ”はんだ付け作業台ST-92とはタイプの違う1台。
goot マルチクランプ ST-85
goot(太洋電機産業)製のクランプ台 ST-85。
1 開封
外箱の大きさは、(約)幅121×縦175×厚41mm。
中身は本体のみ。
同封の取扱説明書はなく、外箱の裏に日本語、英語、中国語での簡略説明のみ。
2 外観
まず上面。
全体がダークグレー&ブラックでまとまっている。
台座部分は金属、クランプ部分は樹脂ポリカーボネイト。
クランプ面にはシリコンゴムが貼ってある。
丸い部材の保持のために、四角い穴が3つ開いている。
裏面には滑り止めゴム足。
折りたたんである状態はコンパクト。
側面にクランプの角度を固定するノブ付きボルトがある。
3 サイズ
底面の大きさは約135×104mm(つまみ含まず)。
折りたたみ時の高さは約39mm。
重さは362g。
クランプ面にある3つの四角い穴。
大きさは約4.9mm角、10.0mm角、2.9mm角。
4 機能
側面にあるノブ付き固定ボルトを緩めて、クランプ部分を起こす。
最大で約100度までクランプを立たせることができる。
もちろん任意の角度での固定も可能。
クランプを開く時は、握力を鍛える“ハンドグリップ”の要領で。
最大クランプ幅は約34mm。
シリコンゴムに若干の弾力があるので、ぎりぎり35mmいけるかも。
5 使用例
KOSSヘッドホンKSC75ドライバの例。
開口が大きいので少々特殊な形のパーツでもはさむことがきる。
プラグやジャックなどの丸いパーツも、クランプの四角穴を利用して固定できる。
6 改良
というほど大げさではないが、ST-85が苦手な小物をつまむ便利グッズを追加。
Lisle社製のマグネットクリップ。
2つのわに口クリップは磁石で吸着していて角度を変えられる。
クランプしたり台座に磁石で立たせたりできるのでST-85をさらに便利にできる。
まとめ
使用感
端子に予備はんだ盛りするようなシンプル作業ならST-85は使いやすい。
何といっても1アクションでパーツを挟んで固定できる。
コネクタのような小パーツから70mm幅まで保持できる。
結構おおきなモノもつかめるのは◎。
ただ、やリード線とリード線を一直線に突き合わせる様な固定には不向き。
要するに作業内容次第でもある。
まとめ感想
しかし、何でもカンタンに挟めちゃう、というのはすごく便利。
通常のワニ口はんだ台と共に、1台あっても良いクランプ工具だと思う。
参考過去記事は ➡ こちら。