MATTEL『Hot Wheels RC CYBERTRUCK』開封│分解
初めてHot WheelsⓇ 1/64 RCカーは “NISSAN RC GT-R R35″。
2台め、#2の今回は “TESLA Cybertruck”を開封~分解してみる。
#1の過去記事は ➡ こちら。
Hot WheelsⓇ 1/64 RCとは
1 特徴
- 通常ベーシックなHotWheelsと同じ約3インチサイズ
- 2.4GHz帯ラジオコントロール
- ステアリング機構はなく後輪を制御する2モーター式
- ブーストボタンで速度アップ
- 床の上でもトラックセットの上でも走行可能
- 車体にはリチウムポリマー充電池を内蔵
- 送信機プロポには単3乾電池が必要
- 専用プロポからコード給電で車体に充電可能
2 車種
本国アメリカでは2020年(下半期)くらいに登場したHot WheelsⓇ RC。
日本では2021年春に第一弾として ’17 NISSAN GT-R(R35) とこのCYBERTRUCK 。
2022年以降も、2020 Chevrolet CORVETTE C8 とこのThe BATMAN BATMOBILE、Tesla ROADSTAR などがリリース。
Hot WheelsⓇ 1/64 CYBERTRUCKの概観
1 開封
1.パッケージ
パッケージは紙製で中身が見える窓がついている。
大きさは(約) 横155×縦216×厚81mm (上部のタブ含)。
パッケージ裏。
ちなみに、パッケージは2020年当初と現在のモノでは少しだけデザインが違う。
写真⇩ 左が2022年製、右が2021年初期の物。
表はまったく一緒、裏面の表記に少し違いがある。
2.内容
今回は2022年製の商品を開封。
内容品は4点。
Hot WheelsⓇRC 1台、コントローラ1台、トラックにつなぐレール1個、説明書。
3.説明書
説明書は日本語。
いわゆる地図折りにした一枚の紙。
漢字にはフリガナがあって親切。
RCカーはトラック・パーツと共に台紙に固定されている。
タイヤ部分に止められている輪ゴムを外すor切ると、ミニカーを取り出せる。
コントローラは台紙にオレンジ色の固定部品でとめられている。
全部を広げるとこんな感じ。
2 概観
1.CYBERTRUCK RCカー
サイドビュー。
フロントとリアから。
ボディ上面とシャシー裏。
2.コントローラ
送信機コントローラは、前回の『#1 NISSAN GT-R』付属品と同じ。
3 サイズ
1.CYBERTRUCK RCカー
全長は約72mm。
全幅は約30mm。
全高は約24mm。
後輪のタイヤ外幅は約31mm。
前輪のタイヤ外幅は約30mm。
重さは23.0g。
2.コントローラ
送信機コントローラは『#1 NISSAN GT-R』と同品。
大きさは(約) 横幅 148mm×縦107mm×厚み55mm。 ※スティック含
Hot WheelsⓇ 1/64 CYBERTRUCKの分解
1 シャシーの分解
シャシー裏にある2本のビスを外す。
ビスの凹穴が狭いので、軸の細いプラス(+)ドライバーが必要。
ボディは一体成型なので、シャシーとは二分割に別れる。
Hot WheelsⓇ RCカーのボディはプラスチック製が標準仕様になっている。
ウインドウも透明でなく、全体が真っ黒の一体成型。
2 バッテリーまわりの分解
1.フロントウィール
前輪ウィールはシャシーに乗せてあるだけなので取り出しておく。
2.バッテリー
バッテリー(リチウムイオン充電池)は両面テープで基板に貼られている。
3 モーターマウントの分解
シャシー後部にあるモーターマウント。
モーターマウントの上蓋はハメ込み式なので、隙間にマイナス(-)ドライバーなどを挿し込んで捻れば外れる。
上蓋側に2つのモーターが組み込まれている。
下受側にはリアウィール&タイヤ。
1.モーターのサイズ
モーターの直径は6mm。
長さは14.3mm。
2.ピニオンギア
モーター直付のピニオンギヤの歯数は7枚。
後輪ウィール軸も乗せてあるだけ。
4 基板の分解
バッテリーの下にあるのが受信機の基板。
中央にプラスチックの支柱?があって、その頭を溶かして固定されている。
基板を外すにはプラ支柱の頭を削り取るしかない。
これでシャシーと受信機基板+モータユニットが分離できた。
5 サイズ
1.シャシー
CYBERTRUCKのシャシー部分の長さは約67.6mm。
幅は23.4mm。
2.ウィールベース
ウィールベースは約47mm。
GT-Rが約45mmだったので2mm長いことになる。
3.ウィールユニット
1)フロント前輪ウィール
前輪タイヤの外径は約13mm。
前輪後輪とも、外幅(=軸長)は29mm。
2)リア後輪ウィール
後輪タイヤの外径は約14mm。
車軸径は約1.2mm。
後輪ウィールと一体成型になったスパーギアの歯数は24枚。
6 全パーツ展開
外せるパーツを全て分解したCYBERTRUCK。
Hot WheelsⓇ 1/64 CYBERTRUCKの復元
バラしたパーツを順に組んで復元する。
1 モーターユニットの取り付け
1.リアウィール
軸受けパーツの位置に注意してリアウィールを乗せる。
2.モーターマウント
次にモーターマウントを元通りの位置にかぶせる。
4か所の固定穴があるので、きちんとマウント蓋が閉じるまで押し込む。
2 基板まわりの組み込み
1.受信機基板
基板を元の位置に戻す。
中央の固定ピン?の頭を削ってしまったので、そのままでは基板が浮いてしまう。
なので、極小ビスを使って固定しておく。
1)ネジ穴加工
固定ピンの外径は約2.3mmなので、それより小さめM1.6ビスとワッシャを用意。
M1.6ビスの下穴はΦ1.3mmで。
2)ネジ固定
M1.6のマイクロビス+ワッシャをねじ込んで基板を固定。
2.バッテリー
リチウムイオン充電池を基板上に両面テープで貼る。
3 フロントまわりの組み込み
1.フロントウィールとアンテナ線
フロントウィールを納めたら、車軸に干渉しないようにアンテナ線を渡す。
4 ボディの取り付け
ボディをかぶせて、最後はビス止め。
ビスはM2径で細く、またボディのネジ穴も柔らかい。
なので、決して強い力でネジ込まない様に注意。
復元完成。
まとめ
前回の『GT-R R35』に続く2台めのHot Wheels RC『CYBERTRUCK』。
部品構成はほぼ同じでシンプルな構成。
ただシャシーの形に関してはちょっと違いがある。
①シャシー底クリアランスの高低差。
②ウィールベースの距離差。
このあたりのシャシーの違いについて、次回詳しく調べてみる予定。
写真⇩ CYBERTRUCKとGT-Rの高低差