折りたたみコンテナ対応『アルミ製カート』の選び方
今日もAmazonから荷が届いた。
ダンボール箱とそれを乗っけるための車輪付きカートである。
反省のダンボー
過去から学んだこと。
それは「モノを買うときに収納場所を考えていなかった」という反省。
収納が乱雑になるのは 整理(断捨離)ができない 整頓収納が下手だから
「整理整頓された部屋を目指すなら、片付ける場所=モノの定位置を“ 予め”意識していなければならない、モノを買う前に」
とはプロの方の弁。
モノの定位置?
なるほど、手工具の多い工作室ならなおさら”収納棚”や”収納ケース”は大切!
ということで今回は、収納ケースと収納場所について考えてみた。
お題は『アルミ台車』と ダンボー 『薄型折りたたみコンテナ』。
TRUSCO TALD-50
先ずは台車から。
物置きスペースの少ない我工作室なので、収納場所がイコール台車の上だったりする。
台車に積まれたケースや工具箱が、ひとまとまりの「収納場所」というわけ。
このTRUSCO製 TALD-50は、頑丈なアルミ製の枠に75mmの大きめキャスターが付いた頑丈な作り。
店舗のバックヤードとか運送屋さんとかでも見かけるタイプである。
1.開封
といっても梱包など無く、Amazonダンボール内にビニル袋で入ってるだけ。
2.外観
厚さ3.5mm×30mm×30mmのアルミ材で枠が作られている。
キャスター取り付け部は樹脂。安心の MADE IN JAPANなのが良い。
3.台車のサイズ
大きさは外寸で 558mm×395mm(実測値)
内法は 534mm×372mm(実測値)
4.台車のキャスター
キャスターはナイロン製ホイールで4つの内2つにストッパー機構がついている。
台車底と床面とのクリアランスは 80mm。(キャスター部を除く)
アルムフレームの角部分はプラスチック補強されているので、壁や家具などに当たっても傷がつきにくい。
台車の高さ(内側のコンテナ受ら床まで)は 114mm。
あまり関係のない数値に思えるが、室内で使う前提なので「掃除機やモップが入るか」「ルンバ(高92mm)はどうか」など、下部スペースも大事な要素。
TRUSO TR-C50
次に台車の上の収納ケースについて。
こちらもTRUSCO製の折り畳みコンテナTR-C50B。
蓋ロックがついているタイプ。
ダンボーのデザインが入って室内で違和感のない?カラフルな色になっている。
台車と同しメーカなので、規格サイズは当然ぴったり。
整然と台車の上に重ねることができ、見た目にもスッキリまとまる。
不要の時は折りたため、組み立てればダンボーに変身。
この便利なコンテナを台車に積み重ねて活用している。
1.50Lコンテナのサイズ(折り畳み時)
折りたたんだ状態での高さ実測値は 1枚 72mm。2枚重ねて高さは 134mm(はめ込み部が10mmあるため)
下写真は、折り畳んだままのコンテナを2枚重ねてアルミ台車に乗せた状態。
台車内面の高さ114mm + 2枚のコンテナ高さ134mmで、合計248mmとなる。
2.コンテナの展開
折りたたみ状態から箱(コンテナ)にするのは簡単。
天板部分を持ち上げれば、折り込まれた側板が勝手に広がる構造。
前面、後面の側板が完全に展開すると、左右両面の側板も降りて開く仕組み。
3.コンテナのロック機構
天板にD型のリングがあり、外側にスライドするとロックがかかる。
写真⇩ ロック状態
内側にスライドさせるとロック解除となる。
写真⇩ 解除済み状態
上蓋は2枚板が開く構造。
柔らかめの樹脂製で厚みも2mmしかないため、触れた印象もペラペラ。
コンテナ同士のスタック(積み重ね)は外枠部分に荷重がかかるので問題ないが、蓋の中央に何かモノを置くとたわんでしまう。
これはマイナス点。
蓋にはホコリ除け程度の役割しかなさそう。
4.コンテナのサイズ(展開時)
展開した状態でのコンテナ高は 336mm(実測値)
2段重ねて床からの高さは 662mm。
はめ込み部が10mmあるため672mmではない。
5.コンテナ+アルミ台車のサイズ
コンテナ1段をアルミ台車に乗せた高さは 450mmちょうど。
コンテナ2段積みをアルミ台車に乗せた高さは 776mm。
コンテナ4段積みをアルミ台車に乗せた高さは 1424mm。
コンテナとアルミ台車の耐荷重
1.コンテナTR-C50Bの耐荷重
TRUSCOの折り畳みコンテナ(薄型タイプ)の耐荷重は 8kg。
およそ2リットル入りペットボトル4本分、あまり重いものは入れられない。
しかし室内で使うことを想定した場合、積み上げたり下ろしたり、押し入れ奥からの出し入れが頻繁になると、あまり1つの収納箱を重くしてしまうと扱い辛くなるし、体に負担をかけたりする。
加えて、耐荷重値が大きくなればそれだけコンテナ自体も頑丈になる=重くなるデメリットもあるので、やたら内容物が重過ぎる収納ケースも考えモノである。
室内での使用に限定するなら、個人感だけど、内容物+コンテナ=合計計10~15kgくらいまでが使いやすいのではないか、と思う。
2.アルミ台車TALD-50の耐荷重
このTALD-50アルミ台車はかなり頑丈である。
自重は2.5kgあり、その積載耐荷重は150kgである。
内寸法はもちろん50L-TRUSCOコンテナに合うよう作られていてジャストサイズ。
ナイロン製車輪を採用している。
TRUSCOには『ルートバンメッシュタイプMPK-500JS』というエラストマ製車輪の台車 もある。
同じく50Lコンテナに合ったサイズであるが、こちらはプラスチック製。
自重が1.92kg、 均等耐荷重は100kg、普通の使い方なら十分すぎる性能。
まとめ
1.コンテナを選ぶ基準
1.内容量が約50リットル、収納耐荷重が約8kg、など容量と耐荷重をチェック
2.縦積み&横並び整理のためコンテナの大きさ=縦×横×高さ を統一する
3.上蓋が必要かどうか、使わない時に折りたためるかなどの機能面
4.同じくらい大事なのがデザイン、ブランド名、コラボ品にも注目
※これらを総合的に満たすのはTRUSCO製品ということで採用している
2.台車を選ぶ基準
1.何を乗せるか運ぶかで決める
いないだろうが台車を買ってから乗せる箱を選ぶのは避ける。
2.製造メーカーを揃えるのが安心安全
TRUSCOコンテナを載せるならTRUSCO台車を選ぶのが無難。
3.キャスター(車輪)の種類
柔らかく静かなエストラマ製は室内、固く動かしやすいナイロン製は屋外に向く。
4.自在回転の有無にも注意
室内なら小回りできる4輪自在を、屋外や傾斜ある運搬路には2輪自在を選ぶ。
3.軽量化するか安全重視にするか
TRUSCO製なら『ルートバンメッシシュ』か『アルミカート』
この2択が有力候補となる。
1)ルートバンメッシュ
軽量で使いやすい。価格も手ごろ。
しかし反面、耐久性的にマイナス点も見聞きする。
素材がプラスチック主体ゆえに軽量なのだが、それが裏目にもなって例えばキャスターの取り付け部分に亀裂が入ったり取っ手部分が割れたり、といった使用者さんレビューもチラほらある。
耐荷重が100kgとなってはいるが、たぶん静荷重のこと。
移動したり積み下ろししたりする時にかかる衝撃、動荷重はその2倍以上と言われている。
逆算すれば、移動が多いなら100kgの半分の50kg以内で運用しておいた方が無難ということになる。
TRUSCO 50Lコンテナ1つを10kgと仮定すれば5段くらいが限度ということになるが、押し入れやクローゼット内にほぼ置きっぱなしで2段くらいか積まないなら、ルートバンメッッシュ台車で十分と言える。
2)アルミカート
やや重くなるアルミ製カートの優位点は何か?
それは耐久性である。
自室ではコンテナを5段~6段と積んでいる。
それぞれの耐荷重8kgを超えちゃって収納しているコンテナもある。
(自己責任↑)
つまり、重ねた総重量は50kg以上になっているはずなので、耐久性の余裕をもたせる意味でもアルミ製カートの方を選んでいる。
あと見た目も。
「アルミシルバー」の武骨な外観も個人的にプラス要素になっている。
またアルミ枠が30mm高あるのもプラスポイントで、移動時に車輪が障害物など当たる衝撃があっても、乗せているコンテナがズレにくい安定性もある。
というわけで、値段的にもちょっとオーバースペック感はあるが、ウチではアルミ製カートにしている。